多種多様は「物事の種類や状態が様々であること」。

「千差万別」と言い換えると分かりやすい。

多彩は「種類や状態が多くにぎやかなこと」。

「多才能」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉は物事が単純ではなく変化に富んだ様子を表します。

物や人・性格・趣味・仕事・人間関係・交際範囲などや自然界・人間社会など広い範囲でも使われる言葉です。

多種多様」は種類と様子が多いこと

「多種多様」は「種」つまり種類、「様」つまり状態や様子などが多くあることです。
類義語は千差万別・種々雑多があります。

例えば「集めた人形は多種多様だ」「今年の新入社員は多種多様なことを基準にした」「世界の人間は多種多様なものだ」「アメリカ移民は実に多種多様だ」「地球上の生命は夥しい数があり多種多様だ」などと使います。

「多彩」は変化に富むこと

「多彩」は「多」くの「彩(色どり)」ですから、多種多様で変化があるにぎやかな様子のことを言います。
例えば「函館の夜景は多彩な光が見られる」「招待されたパーティには多彩な顔触れが並んでいた」「ノーベル賞受賞者は多彩な人物が多い」「この自然界は実に多彩で奇跡としか言えない」「あの画家は多彩な色を使う」などと使います。

「多種多様」な人の中には「多彩」な才能がある。

多くの人を集めれば「多種多様」になりますが、才能だけに焦点を絞ると「多彩」なものが見えてきます。

集めた一人ひとりの才能の種類は千差万別で、優劣もあり特に秀でた才能は世に知られる程になります。

才能はあらゆる分野で存在していますのでその種類は数知れません。

才能を発揮している人間は活動的で魅力的になります。

まさに「多彩」なのです。

「多彩」は「多種多様」でもあります。

「多彩」の意味合いには「多種多様」も含まれます。

「多種多様」だから「多彩」になるのです。

数多くの種類と状態・様子はそれがもっと活動的で色鮮やかなイメージが加われば「多彩」の言葉が相応しくなってきます。

「多種多様」も「多彩」も自然界・人間社会・人物・趣味で集めた物・言語・建築・服飾・食材などあらゆる分野で使うことが出来るのです。

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