「何かと比べたときにどうか?」という意味であり、比較対象を用意したうえで特定の判断をするときに使います。

相対的の反対語にあたる言葉は絶対的ですが、この言葉は比較対象を用意せずに特定の判断をする言葉であり、相対的と比べると主観性が強くなってしまいます。

相対的という言葉を使うときにはより客観性が強くなると言えるのです。

「相対的」の意味

相対的というのは、比較対象を用意したうえで特定の判断をすることです。

例えば175cmの男性は背が高いという判断は絶対的な見方をした場合です。

しかし、180cmの男性と比べて175cmの男性は背が低いというのは相対的な見方をした場合です。

絶対的な見方をするときには、人によって判断が異なるということがあるものの、相対的な見方をするときにはその判断はみんながほぼ同じになりやすいという特徴があります。

実際、175cmが背が高いと言えるか?は人によって違うでしょうけど、180cmと比べたら175cmは背が低いというのはみんなが納得するはずですから。

「相対的」の使い方

相対的という言葉は、比較対象が絶対に必要と言えます。

ただ、その比較対象は判断されるものと同じものであっても良いのです。

つまり、自分についての判断をするときに自分を比較対象にしていいということです。

今の自分は過去の自分よりも楽しい毎日を送っているなど、過去の自分を比較対象にして、今の自分の判断をするなども可能になります。

「相対的」の例文

「私の営業成績は去年と比べると相対的に悪い状況と言えるでしょう。

しかし、他者と比べると明らかに上位であり、悪くないのかな?とも思えてきます。

比較対象をいくつも用意してしまうと、それによって判断が難しくなるということが言えるんですよね。

ただ、とにかく頑張るということだけは言えるので、それを胸にしまって取り組みたいと思います。」

複数の比較対象を用意すると相対的な判断はややこしくなる

相対的というのは、比較対象と比べてどうか?という判断なので、誰の目から見ても明らかな判断になることも多いです。

しかし、複数の比較対象を用意すると、判断がややこしくなります。

あるものをAと比較したとき、Bと比較したときそれぞれで結論が異なることもあるからです。

ただ、その場合には比較対象によって判断を変えるという柔軟性が必要になります。

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