「いぶしぎん」は華やかさはないものの、魅力的であるという意味があります。

スポーツ選手や芸能人に対して用いられ、聞くことが多いです。

キラキラした活躍はないが、ここぞという時に仕事をする渋さを褒める時に使われます。

明るく目立ったものが評価されることが多いですが、その裏で大切な仕事を堅実にこなしている人もいます。

そういった人たちを「いぶしぎん」と呼びます。

「いぶしぎん」の意味

「いぶしぎん」には2つの意味があります。

1つは「華やかさはないものの、魅力的である」という意味で、2つ目は「いぶしをかけた銀」という意味があります。

基本的には1つ目の使い方をします。

銀をいぶす(燻す)と銀に曇りがつきます。

銀のキラキラした光沢は無くなりますが、淡い灰色になって渋みが増します。

この色が深みがあると言われるため「いぶしぎん」の意味が1つ目の意味として使われるようになりました。

「いぶしぎん」の使い方

仕事やスポーツ、話術など何にでも使うことができます。

物事の成功に関係した表立って目立ちはしないけれど良い行動や仕事に対して使えます。

また、失敗した物事に対して、これ以上の失敗を広げないように行動し、実現させた時にも使えます。

基本的に「いぶしぎん」である基準はなく、個人で「いぶしぎん」だと思ったら言ってもいいでしょう。

しかし、「いぶしぎん」を目立たないという意味で捉えてしまう人もいるので注意しましょう。

「いぶしぎん」の例文

今回の仕事はとても難しく達成できないと誰もが思っていた。

しかし、予想とは裏腹に成功し成果をあげることができた。

実際に交渉をした先輩が表立って評価されているが、交渉までの道筋を描き、準備をし、ギリギリまで先輩のフォローをしていた同期のおかげでもあるだろう。

私は彼の「いぶしぎん」な仕事を見習いと心から思う。

「いぶしぎん」のまとめ

「いぶしぎんは」基本的に「華やかさはないものの、魅力的である」という意味で使われています。

華やかさはないが、渋い仕事をする人を指す言葉です。

良い意味ですが、目立たないという意味で捉えてしまう人もいるため気をつけて使いましょう。

「いぶしぎん」な仕事をしてくれる人がいるからこそ、うまく仕事は回っているのかもしれません。

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