分断は「本来一つのものが二つに分かれること。」

「分裂」と言い換えると分かりやすい。

寸断は「開通していたものが途切れること」。

「ズタズタ」と言い換えると分かりやすい。

「分断」も「寸断」も元々は一つのものであり、何らかの原因で二つ以上に裂かれたことを言う言葉です。

「社会分断」「国家分断」、「道路寸断」などと使います。

「分断」は一つのものが二つに切り離れること

「分断」は「分け断つ」と書き、一つのものが何らかの理由で分かれ、関係性も断たれるようなことを言います。

「ドイツは西ドイツと東ドイツに分断された」「朝鮮半島は北朝鮮と韓国に分断された」「分断国家は統一出来る場合と出来そうもない場合に分かれる」「分断社会と言う言葉もある」「分断の反対は統合である」などと使います。

「寸断」はズタズタ状態のこと

「寸断」は、災害のために道路が何箇所にもわたり、被害を受け通行不能となることです。

「台風による大雨のため、山道は鉄砲水により道路崩壊やがけ崩れが多発し道路がズタズタに寸断される事態になった」「寸断された道路は復旧に多くの時間と労力が掛かるものと思われる」「山崩れにより谷川は寸断され、上流では流れ込む水が池のように溜まってしまった」などと使います。

スイカは二つに「分断」し手から、細かく「寸断」する

スイカなどの大きなものはまず二つに「分断」をしてから、小分けに「寸断」することをします。

スイカに限らず料理の際には、物を細かく切る場合はまず二つに「分断」してから、更に二つに「分断」するなどして、それから細かく「寸断」することを行います。

大型ケーキやピザなども同じ様にして区分けをすることがあります。

「分断」と「寸断」とは

「分断」は本来一つである比較的大きなものが二つに分かれてしまうこと、または、二つに分けることを意味します。

国家や社会などの「分断」は何等かの理由で二つの逆方向に分かれることを言います。

ケーキやピザなどは食べやすいように二つに「分断」してから小分けの「寸断」を行います。

「寸断」は一つに繋がっているものが「細かく分かれること」を意味します。

「災害による道路寸断」と使います。

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