「妨害」と「阻害」の違い・意味と使い方・由来や例文

妨害は「脇から邪魔をすること」。

本来関係ないと言えるような立場の人間が邪魔をするようなケースで使っていきます。

第三者のようなケースが該当すると言えるでしょう。

阻害は「邪魔をすること」。

こちらはシンプルに邪魔をするという意味の言葉なので、特に考慮すべき点はありません。

邪魔だと感じたときに使えばいい言葉です。

「妨害」の意味

妨害とは、脇から邪魔をすることです。

脇からという部分があるため、第三者のような人間が割って入ってきて邪魔をするようなシチュエーションで使うことが多いです。

ただ、実際は単に邪魔をされるという状況において妨害という言葉を使うことが多いため、誰に邪魔をされたとしても妨害という言葉が使用されることがよくあります。

阻害とは、邪魔をすることです。

単に邪魔をするという意味の言葉なので、すぐに理解できるでしょう。

ただ、邪魔という言葉を使う人も多いため、わざわざ阻害という言い方をするケースは多くありません。

でも、知名度はそれなりに高いため、阻害という言葉は多くが知っているでしょうし、十分に馴染みを感じることができるはずです。

「ある品をオークションで落札しようと、1人の人間と争っていたら、別の人間が割って入ってきて妨害されている状況だ。

これだと自分が落札できる可能性がさらに低くなる。」

「今日は雪がかなり降ったせいで交通がマヒしている。

スムーズな移動が阻害されて非常に困った状況だ。

早く止んでもらわないと本当に困ると言えるよ。」

妨害と阻害はどちらも邪魔をするという意味の言葉です。

したがって、ほぼ同じ意味の言葉と評価できるはずです。

ただ、妨害に関しては、厳密にいれば脇から邪魔をされるときに使うので、そこで違いが存在していると言えるでしょう。

実際は同じ意味として使用されているものの、そういう違いを認識しながら使っていくと良いです。