書体は「ある一貫したデザイン方針で作られた文字の様式のこと」。
フォントという言葉で説明される場合もありますけど、書体という言葉が使われることも多々あります。
書風は「書道の流儀のこと、文字の書きぶりのこと」。
どちらかと言えば、後者の意味で使用されやすい言葉になるはずです。
文字の書き方の雰囲気などに対して使っていきます。
「書体」の意味
書体とは、ある一貫したデザイン方針で作られた文字の様式のことです。
要するに文字のデザインのようなもので、フォントという言い方をすることもあります。
同じ文字でもデザインが異なることで、見栄えが変わりますから、書体にこだわる人は一定数いるわけです。
世の中にはいろいろな書体が存在しており、その数は非常に多いでしょう。
「書風」の意味
書風とは、書道の流儀のこと、文字の書きぶりのことです。
どちらかと言えば、後者の意味で使用されやすい言葉になると言えます。
基本的には文字の書き方の雰囲気などの意味で使われ、どれに対してどんな印象を受けるかという意味で使用することになるはずです。
でも、普通に文字を書くときではなく、書道の場面で使われることが多いでしょう。
「書体」と「書風」の用法や用例
「書体が変われば、文章の雰囲気などが変わってくる。
したがって、印刷をするときにはどういう書体を選ぶかという点がかなり重要になるだろう。
そこも気を遣っていくべきポイントだ。」
「この書風は非常に力強さを感じられる。
かなり気合を入れて、魂を込めて書いたのではないかという推測ができるな。
当時の光景が簡単に頭の中に浮かんでくる状況だよ。」
書体と書風は微妙に意味が異なる
書体と書風はなんとなく似ている意味の言葉に思えてくるかもしれないですけど、若干意味が違っています。
書体は特定の文字におけるデザインという意味ですが、書風は文字の書きぶりであり、そこに違いがあるのです。
大雑把に言えば、両者ともにどんな感じの文字かという意味ではありますけど、ニュアンス的にちょっと違いがあるのです。