見るに堪えないは「まともに見ることができないこと」。

何らかの理由により、対象となるものや状況を直視できないようなケースで使っていく言葉になります。

見るに見かねるは「傍観していることがとてもできないこと」。

黙って見ているだけという態度をとることができない場面で使用する表現になります。

見るに堪えないと意味は少し似ています。

「見るに堪えない」の意味

見るに堪えないとは、まともに見ることができないことです。

特定の対象や状況などをそのまま見ることができない、思わず目を背けてしまうというシーンで使っていく言葉になります。

見るに堪えない状況は現実においてそれなりにあると言えるでしょう。

実際、無意識に目を背けてしまった経験がある人はそれなりにいるのではないかと思われます。

「見るに見かねる」の意味

見るに見かねるとは、傍観していることがとてもできないことです。

傍から見ていることがとてもできないという意味になります。

つまり、見過ごすことができないという意味になるのです。

見るに堪えないと意味は多少は似ていますが、全く同じではありません。

直視できないという意味ではないので、そこは知っておかないといけないでしょう。

「見るに堪えない」と「見るに見かねる」の用法や用例

「戦争などのドキュメンタリーを見たことがあるけど、たまに見るに堪えない瞬間がある。

どうしても戦争というのはそういう部分を含んでいると言えるのだろう。」

「あの人はそそっかしいところがあり、時々見るに見かねて助けてしまうことがあるんだ。

本当は自分で注意しながら作業をしてもらいたいが、周りがなんとかしないといけないのが現状だ。」

見るに堪えないと見るに見かねるは意味が違う

見るに堪えないと見るに見かねるに関しては意味はちょっと違っています。

前者は見ることが厳しい、直視できないという意味で、後者は無視できない、傍観していることができないという意味になります。

したがって、両者は表現としては似ているかもしれませんが、意味は異なっていると評価できるでしょう。

したがって、区別はしやすいはずです。

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