標準時は「経度を24分割した時間帯で地方標準時のこと」。

「地方標準時」と言い換えると分かりやすい。

グリニッジ標準時は「世界が採用する統一時間のこと」。

「世界時」と言い換えると分かりやすい。

各国の時間は「グリニッジ標準時」を元に計算されます。

原則、一時間の時差単位で世界の国は自国時間を決めています。

それまでは地域で別々に時間を決めていました。

「標準時」は「グリニッジ標準時」のこと

「標準時」は「グリニッジ標準時」を言いますが、各国は自国の時間を「グリニッジ標準時」を元に決めているのです。

ロンドン時間からどのくらい遅れているのか進んでいるのかが時差であり、国と国との時間差、広域な国では複数の時間を設定していますからその場合の時間差も時差と呼んでいます。

緯度15度が1時間になり、世界は24分割されています。

日付変更線から日が変わる仕組みです。

「グリニッジ標準時」は世界の時間

「グリニッジ標準時」は今では世界に認知された世界の標準時のことです。

ロンドンにあるグリニッジ天文台を通る子午線が基準となります。

子午線は緯度の基準となるもので、緯度0度となり世界の緯度はこれが基準になります。

そのため、世界の基準として時間もグリニッジ天文台の時間が標準時とされたものです。

実際の子午線は100メートルずれていたことが分っています。

「グリニッジ標準時」が世界各国の「標準時」の元

「グリニッジ標準時」を定めたロンドンから、地球の真裏の東経または西経180度には日付変更線が通っています。

日付変更線をまたぐと日付が進んだり戻ったりし、例えば、西から東に移動する場合は前日になります。

日本の近くを通るために、日本は世界でもいち早く一日が始まります。

因みに、日本の時間はグリニッジ標準時から9時間進んでいます。

「標準時」と「グリニッジ標準時」とは

「標準時」は「グリニッジ標準時」のことを言いますが、世界各国は自国の「標準時」を持っています。

それは「グリニッジ標準時」を基準にしています。

その時間差は1時間単位で表され、国際移動が激しい現代では必須のものになります。

東京時間はグリニッジ標準時よりプラス9時間の時差を持ちます。

また、アメリカや中国などの国土が東西に広がっている国は複数の国内標準時を持っています。

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