ヒグラシは「小型のセミで色が茶色のセミのこと」。
「カナカナ」と言い換えると分かりやすい。
ツクツクボウシは「小型でお尻が尖っているセミのこと。」
「オーシーツクツク」と言い換えると分かりやすい。
これらのセミはセミの仲間でも同じぐらいの小ささで感じが大変に似ています。
勿論鳴き声や体の色は異なりますが、木に止まっている姿は簡単には見分けが付きません。
「ヒグラシ」はカナカナ
「ヒグラシ」は日の出前や日の入り近くによく鳴きますから、日が暮れることから「ヒグラシ」となったものです。
「カナカナカナ」と鳴き、セミの中でも特異な鳴き方です。
体長は3cmを超えますが、ツクツクボウシよりやや大きいだけでセミの仲間では小型に入ります。
やや茶色で羽は透明、全国どこでも聞かれることが出来るセミです。
「ツクツクボウシ」が鳴くのは8~9月頃
「ツクツクボウシ」はニイニイゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシの後に鳴きます。
鳴く頃は秋の入り口当たりで最後の方になります。
もっとも遅いのはチッチゼミで9月になってからになりますが、セミ達は地域や高度により鳴く時期が重なっています。
鳴き声は「オーシーツクツク」ですがバリエイションもあります。
体長は3cm弱の小型セミになります。
「ヒグラシ」に続いて鳴くのは「ツクツクボウシ」
「ツクツクボウシ」は「ヒグラシ」の後を追う様に鳴き始めます。
夏の暑い盛りにアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミなどがにぎやかに鳴いた後、「ヒグラシ」が「カナカナカナ」と鳴くと夏も終わりの気分になるのです。
更に「ツクツクボウシ」の「オーシーツクツク」と声が聞こえると、秋もソロソロ近いのかと言う雰囲気になります。
「ヒグラシ」と「ツクツクボウシ」とは
「ヒグラシ」は小型のセミで「カナカナカナ」と鳴きます。
にぎやかなアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミなどに続いて鳴き始めるのが「ヒグラシ」で、夏の夕暮れの風情に何か合っているように感じます。
「ツクツクボウシ」はやはり小型のセミで「オーシーツクツク」と鳴き、夏も終わりと感じられるのです。
「ツクツクボウシ」の方はお尻がしっぽのように管が伸びています。