綺は「綾織物の絹のこと、綺麗なこと」。

「綺麗」と言い換えると分かりやすい。

美は「美しいこと、立派なこと、美味なこと」。

「美人」と言い換えると分かりやすい。

「綺」と「美」は美しいことを表す漢字です。

「綺」は「奇」と書き換えることもあり、「奇談」の意味で「綺談」と使います。

「美」は熟語の多い漢字になります。

「綺」はきらびやかなこと

「綺」は綾織物のことを言います。

「綺麗」という言葉は「きらびやかで麗しい」という意味で「美しい」という意味になっています。

斜めのパターンが現れる綾織物に美しさを見出して「綺麗」という言葉になったのかも知れません。

「綺羅」「綺羅星」「綺語」などの言葉もあります。

また、「奇」の意味で「綺想曲」「綺談」などがあります。

「美」は美しいこと

「美」は「美しいこと、立派で優れていること、味の良いこと」などの意味になります。

「美人薄命」「美醜」「美点」「キリスト教の讃美歌」「審美眼」「耽美主義」「褒美を取らす」「優美な曲線」「アメリカは美国」「美辞麗句」「美男子」「美田を残さず」「美貌の持ち主」「昔の美濃国、美作国」「美化運動」「美顔術」「美学」「美術」などの言葉や用法があります。

「綺麗」と「美しい」の違い

「綺麗に掃除した」と使い「美しく掃除した」とは言いません。

「綺麗にする」は「整理整頓をする」意味にもなります。

そのことから「綺麗」は表面的な清潔さを言い、「美しい」は表面や内面のことも言う言葉です。

「綺麗な女性」は外見的なもので、「美しい女性」は外見と立ち居振る舞いなど内面から出ていることも言います。

「綺」と「美」とは

「綺」は綾織物のことで、斜めに出る織り目のきれいさから来ている言葉です。

「きらびやか」という美しさのことです。

「綺麗・綺羅」と使い表面的な「美しさ・清潔」を言います。

「美」は美醜の「美」のことで、内面的「美しさ」のことを言い「美人、審美、耽美、美貌、優美、美化、美顔、美男子、美辞麗句」などと使います。

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