即断は「すぐに決断をすること」。

「即断即決」と言い換えると分かりやすい。

速断は「早く決断をすることすること」。

「早決め」と言い換えると分かりやすい。

「即断」は「正しい判断を素早く行なうこと」です。

同音異義語の「速断」は、「判断を早く決めること」ですが、早まって決めてしまうという意味があります。

場合によれば間違えた判断となる可能性があるのです。

「即断」は事前に考慮している

「即断」は「即断即決」と使い、物事を素早く的確に判断することです。

事前にこのような場合はこのようにしようと決めておくことで、そのような事態になったならば、「即断」が出来るようにしておくのです。

ですから、事前に考える時間があるために、正しい判断が素早くできるのです。

「相手がこちらの考えに沿ったことを言ってきたならば即断即決をしよう」と使います。

「速断」は早まった判断のこと

「速断」は急な判断を迫られている場合に、結果的に間違えた判断をしてしまうことです。

その時は正しい判断と思って下したものが、後になるとそうしなければよかったと後悔をすることになるのです、時間がなく判断を迫られると誤ることがあります。

状況把握が十分でない場合に判断をするのですから、勘違いや錯覚、誤判断などを引き起こしやすいのです。

「即断」と「速断」は同音異義語

どちらの言葉も「すぐ、早く判断すること」と言う共通の基本的意味を持っていると同時に同音異義語なのです。

しかし、意味合いで少しの違いがあります。

判断の内容に的確さがあるのか、正しい判断なのか、少し早まっているのではないかなど判断自体の評価が別れます。

普通は「即断」は適格、「速断」は早まったということです。

「即断」と「速断」とは

「即断」は「即断即決」と使い、物事を素早く、しかも適格に判断することです。

事前に時間を掛けて結論を出している可能性があります。

「速断」も早く判断することですが、早いだけ判断に時間を掛けていないために、間違えてしまうこともあります。

「これにしようと判断したことは速断に過ぎる」と使うことが多い言葉です。

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