胸懐は「胸のうち、心の中のこと」。
胸の中で、心の中でどんなことを考えているのかなどについて言及するときに使われやすい表現であると言えるでしょう。
胸臆は「胸の中にある思いのこと」。
意味は胸懐とさほど変わりません。
どちらかと言えば、胸懐の方が有名なので、胸臆はあまり使われない表現と評価できると思われます。
「胸懐」の意味
胸懐とは、胸のうち、心の中のことです。
特定の人が胸の中でどんなことを考えているのか、そういう部分を表すときに使用される言葉になります。
人間であれば、何かしらのことを常に考えているはずなので、胸懐には何かしらの状況が存在しているはずです。
だから、割といつでも使用できる言葉であると評価できると思われます。
「胸臆」の意味
胸臆とは、胸の中にある思いのことです。
胸に仲でどんなことを考えているかという点に言及する際に使うので、意味としては胸懐とかなり近いと評価できると思われます。
でも、知名度は同じではないでしょう。
どちらかと言えば、胸懐の方が有名な言葉と言える可能性があり、使用頻度も高くなるのではないかと思われる状況です。
「胸懐」と「胸臆」の用法や用例
「あの人は普段通りに振る舞ってはいるが、きっと胸懐においてはかなり辛い状況を抱えているはずだよ。
自分の子供を亡くしたみたいだから、仕方ないと思うけどね。」
「みんな口に出したり、態度で表すことはしないが、胸臆においてはあの上司に対して相当な恨みを持っているんじゃないかな。
それだけ部下に対する扱いが酷い。」
胸懐と胸臆は基本的に同じ意味
胸懐と胸臆は意味は特に変わりません。
どちらも胸の内、心の中を表す言葉と言えるでしょう。
したがって、特定の人が本当はどんなことを考えているのか、そういった部分を表す言葉であると言えるはずです。
意味の違いはないので、そこで区別することはできませんが、使用頻度としては胸懐の方が多少上かもしれないです。
そこは覚えておきましょう。