散布は「まき散らすこと」。

何かをまき散らすという、非常にシンプルな意味で使われる言葉と言えるでしょう。

具体的なもの、目に見えるものをまき散らす傾向にあります。

流布は「世間に広まること」。

特定のものが世の中で多くに知れ渡る、特定の事実を多くが知るといった意味の言葉になります。

噂や評判などが対象になることが多いです。

「散布」の意味

散布とは、まき散らすことです。

非常にざっくりとした意味ですが、どちらかと言えば目に見えるものを対象にすることが多いです。

例えば、農薬を散布するとか、そういう使い方をしていくのです。

散布に関しては、まき散らすという行為が必要なため、日常的に行う行為とは言えないでしょう。

したがって、実際に使用するシーンは多くないと言えるはずです。

「流布」の意味

流布とは、世間に広まることです。

特定の事実が世間に知れ渡る、多くの人たちが知るという意味になるのです。

流布に関しては、目に見えないものが対象になることが多く、噂や評判などが扱われることが多いでしょう。

流布という言葉はやや難しいため、日常生活の中で頻繁に用いられているとは言い難いですが、知っておいた方が良いです。

「散布」と「流布」の用法や用例

「農薬を散布したおかげで、害虫の出現頻度が低くなった気がする。

これによってせっかく作ったものがより綺麗な状態で収穫できそうだから、良かったんじゃないかな。」

「あの芸能人の黒い疑惑はあっという間に流布した感じだな。

したがって、最近の世の中はその噂に関する話題で持ちきりだよ。

本当なのかどうかは分からないけどね。」

散布と流布は対象にするものが違う

散布と流布は言葉自体も似ていますけど、意味もそこそこ似ています。

しかし、対象にするものが異なっていると評価できるのです。

散布は目に見えるものがまき散らされるときに使いますが、流布は目に見えないものが世間に広まるようなときに使います。

したがって、これらの言葉はそういう部分で区別をしていくことが可能と言えるでしょう。

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