コマは「将棋やスェスで動かすもののこと」。
「将棋の歩」と言い換えると分かりやすい。
独楽は「円形のものの中心に棒状のものを差し込みヒモなどで回すもののこと」。
「べいごま」言い換えると分かりやすい。
駒は「子馬」と言うと分かりやすい。
本来、「コマ」の意味は「小さいもの」で、様々な分野で使われている言葉です。
「コマ」は沢山の意味がある言葉
「コマ」はまず将棋やスェス・すごろくなどのゲームで盤上に置いて規則に従い、交互に動かすもののことです。
また、自分の意のままに出来る人物やもののことも言います。
楽器でも使い、弦を支える部品を言います。
他には彗星の核部分のこともコマといいます。
「将棋で取ったコマを使わないので相手が困った」「手ゴマが数人いつもいる」「ヴァイオリンのコマを調整した」「四コマ漫画」などと使います。
「独楽」は遊び道具
「独楽」は回して遊びます。
勢いよくひもや縄などで回すと長い時間自立しています。
その時間の長さを競い合うことや相手の独楽にぶつけて倒すことなどをします。
ベーゴマはゴザの上で遊ぶもので賭け事をしたため禁止になったことがあります。
独楽回しは曲芸でも使われ、大道芸で手のひらや傘の上で回すことや刀の刃渡りなどの芸があります。
「駒」は馬のこと
「駒」は子馬(こま)や若くて勢いのある馬のことをいい、「駒」で「コマ」のことも言います。
「駒」に関係する言葉は「駒鳥」「駒下駄」、とんでもないこと・思いがけないことの例えで「瓢箪から駒」などがあります。
用例では「宝くじが当たるなんて瓢箪から駒だ」「瓢箪から駒のよう名ことが起きないものか」などと使います。
「コマ」と「駒」は同じように使えます。
将棋・チェスなどの「コマ」は普通「駒」と書くこともあり、同じ意味になります。
「独楽」とは異なります。
「コマ」は小さなものの意味があり、「歩・桂馬」などの将棋の駒、ヴァイオリン・箏・三味線などの楽器の弦支え部品なども「駒」といいます。
また、漫画やアニメ・フィルムなどの「コマ」も言い、「コマ送り」「一コマ」などと使います。