「某・ぼう」は、人名・日時・場所などが不明の場合や、それを伏せて表す場合に用いる語です。

英語では「so-and-so」「a certain person 」「a Mr. X」で表されます。

「昨年の某年某月に」は「on a certain date last year」です。

「山田某」は「a Mr. Yamada」「a certain Yamada」「one Yamada」です。

「某氏・ぼうし」と「何某・なにぼう」は、名前がわからないある人物を指す言葉です。

英語では「a certain person 」「a Mr. X」で表されます。

「某・ぼう」の意味

「某・ぼう」は、人名・日時・場所などが不明の場合や、それを伏せて表す場合に用いる語です。

以下のように使います。

大野某の発言 都内某所 某大学の構内で 某年某月某日 

☆so-and-so
名詞です。

「誰それ・なんとかさん・何々」「遠回しな表現で、あいつ・やつ・いやなやつ」という意味です。

英語の類語は「something」です。

「某氏」は「Mr. So-and-so」です。

「某氏・ぼうし」の意味

「某氏・ぼうし」は、ある人です。

名前が分からない場合、また名を伏せて言う場合に用いる語です。

以下のように使います。

某氏の情報によれば 某氏の言によれば

☆某の漢字
字義は「人の名・日時・場所が明らかでない場合、または明らかにしない場合に用いる語」「自分を謙遜して言う言葉・わたくし・やつがれ」「梅の古字」です。

解字では、「甘(いわく・曰)+木」で構成されます。

「甘(曰)」の部分は「祈りの言葉」を表します。

これらから「子が授かるように祈る木」を表し「梅」を意味します。

借りて「それがし」も意味します。

「何某・なにぼう」の意味

「何某・なにぼう」は、名前を明らかにしないで一定の人を指す言葉です。

名前のわからない人を指す言葉です。

「誰それ」「なにがし」と同じ意味です。

「どこの何某か知らない」のように使います。

☆certain
原義は「ふるい分ける」「決定する」→「決定された」→「確かな」に変化しました。

形容詞の意味は「確信している」「間違いなく~する・~するのは疑いない」「確かである・明白だ」「例の・あの」「いくぶんかの・ある程度の」
「一定の・特定の」「信頼できる・確かな」「不可避の・必ず起こる」です。

「全面的にというわけではありませんが、あなたに賛成です」は「I agree with you to a certain extent. 」です。

「決められた時刻に」は「at a certain hour」です。

「某・ぼう」 は人名・日時・場所などが不明の場合に用いる語、 「某氏・ぼうし」と「何某・なにぼう」は、名前が分からないある人物を指す言葉です。

「誰それ」「誰誰・だれだれ」「なにがし」「誰がし」「それがし」「某・ぼう」「某氏・ぼうし」「何某・なにぼう」は、類語です。

共通する意味は「人の名前を知らない時や、ぼかしていう時に、その名前の代わりとして用いる語」です。

「某・ぼう」は、人名・日時・場所などが不明の場合や、それを伏せて表わす場合に用いる語です。

「某氏・ぼうし」と「何某・なにぼう」は、名前が分からないある人物を指す言葉です。

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