佳境は「話などにおいて、特に興味深く感じられる場面のこと」。

特定の話をするうえで、メインとなる部分に当たるのが佳境です。

特に聞き入ってしまうと感じられるシーンで使っていきます。

見せ場は「特に見てもらいたいと思う場面のこと」。

特定の人にとって得意な何かを披露するようなシーンで使います。

見ている側にとっては、見せ場に当たる状況は非常に興味深く見ることができるはずです。

「佳境」の意味

佳境とは、話などにおいて、特に興味深く感じられる場面のことです。

長い話の中で、特に興味を持って聞けるような部分、耳を傾けたくなるような部分を指すことが多く、そういった箇所だけに対して使うことができると言えます。

話というのは、ドラマなどの作り話に関しても対象になるので、比較的いろいろなシーンで見ることがあるでしょう。

「見せ場」の意味

見せ場とは、特に見てもらいたいと思う場面のことです。

特定の演技などをする側にとって、ここは特に注目してほしいと感じられる箇所で使っていく言葉です。

したがって、見せ場については、見ている側が必ずしも面白いとか、魅力的と思えるとは限りません。

したがって、そういった部分は注意点として把握する必要があります。

「佳境」と「見せ場」の用法や用例

「このドラマはそろそろ佳境に入りそうだね。

終盤を迎えている頃だろうから、ここから話が劇的に動きそうだし、一気に面白く感じられるんじゃないだろうか。」

「この劇の見せ場はやはり主役が死ぬ場面だろうな。

まさか見ている側としても、そんな展開になるとは思っていないはずだ。

ここはぜひ注目してもらいたいところだよ。」

佳境と見せ場は誰にとってかという部分で違いがある

佳境と見せ場に関しては、全体の中でも特に大切な部分という言い方ができるでしょう。

しかし、佳境は見ている側にとって、見せ場は見せている側にとって、それぞれ大切という意味になるので、微妙に意味が違っている点は認識してほしいです。

ほぼ同じ意味ですけど、全く同じではないという部分は注意しないといけないわけです。

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