我に返るは「意識を取り戻すこと、はっと気づくこと」。

意識が戻るとき、そして何かに気付かされるようなときに使っていきます。

どちらかと言えば、後者の方が有名と言えるでしょう。

正気を取り戻すは「異常な精神状態だったのが、冷静な状態に戻ること」。

正気に戻る、正気に返るという表現を使う場合もありますが、どれも意味は同じです。

意味は我に返るに近い部分もありますけど、冷静な精神状態に戻るという点がポイントです。

「我に返る」の意味

我に返るとは、意識を取り戻すこと、はっと気づくことです。

意識を失っている状態から、意識を取り戻したときに使う場合もありますけど、何かの事実にはっと気づかされるようなシーンでも使うことがあります。

したがって、使用できる場面はそれなりにあると言えるでしょう。

でも、我に返る状況を実際に経験するケースは多くないと思われますが。

「正気を取り戻す」の意味

正気を取り戻すとは、異常な精神状態だったのが、冷静な状態に戻ることです。

例えば、興奮していたりして、正常な精神状態ではなかったシーンにおいて、冷静になって正常な精神状態に戻ったと言えるようなシーンで使っていく言葉と言えます。

また、表現の仕方は複数あり、正気に戻る、正気に返るなどの言い方をすることもあります。

「我に返る」と「正気を取り戻す」の用法や用例

「会社選びをするにあたって、とにかく年収の高さばかりにこだわっていたが、我に返った結果、実は他にももっと大切な部分があるのではないかと思い始めたよ。」

「あいつはさっきまで怒りに任せて行動していたが、ようやく正気を取り戻したようだ。

自分が今まで何をしていたか、その記憶がもしかしたらないのかもしれないが。」

我に返ると正気を取り戻すはどちらも正常な精神状態になること

我に返ると正気を取り戻すはどちらも正常と言える精神状態になること、その状態に戻ることを意味しています。

したがって、意味はそんなに変わりません。

しかし、我に返るに関しては、はっと気付くという意味もあり、こちらに関しても知っておく必要があります。

我に返るについては、その都度意味の区別をしないといけないのです。

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