峠を越すは「極限の状況を過ぎること」。
衰え始めるという意味を含んでいますけど、危険や困難な状況を脱するという意味でも使われている表現になります。
ピークを過ぎるは「全盛期を過ぎること」。
絶頂期を過ぎるという言い方もできます。
こちらの方がメジャーと言えるのではないかと思われるので、ちゃんと覚えておきましょう。
「峠を越す」の意味
峠を越すとは、極限の状況を過ぎることです。
極限の状況を過ぎているため、勢いが衰えているという言い方もできます。
いろいろなシーンで使われているものの、危険や困難な状況を脱するという意味で使用されることが多く、そこに関しては頭に入れておいた方がいいのではないかと思われます。
そこそこ見聞きしやすい表現になるでしょう。
「ピークを過ぎる」の意味
ピークを過ぎるとは、全盛期を過ぎることです。
全盛期と言える状況を過ぎたときに使っていくという意味では、衰え始めるという部分を含んでいると言えます。
したがって、峠を越すの意味に近い部分があると言えるでしょう。
そして、知名度的にはこちらの方が高くなっているので、そこに関しては覚えておいた方がいいと言えます。
「峠を過ぎる」と「ピークを過ぎる」の用法や用例
「病状に関しては、どうやら峠を越したようだ。
とりあえず一安心と言えるかもしれないが、ちゃんと完全に回復するまでは気が抜けないと言えるだろう。」
「この馬はピークを過ぎたと言えるかもしれない。
最近はどうしても全盛期のような強さが感じられないんだ。
ただ、引退させるにはまだ早いと言えるのではないかと思うのだが。」
峠を越すとピークを過ぎるは意味はかなり近い
峠を越すとピークを過ぎるについては、意味としてはかなり近いでしょう。
大きな意味の差を認識することはできません。
同じような場面で使っていくことが可能と言える面もあるので、そこは理解しておきましょう。
知名度は多少なりとも似ているものの、ピークを過ぎるの方が高いかもしれません。
そこは念のために覚えていた方がいいです。