手ぶらは「何も手土産を持たないで訪問をすること」。

「からて」と言い換えると分かりやすい。

徒手は「自分の手足だけで機械を使わない体操のこと、素手のこと、手ぶらのこと」。

「素手」と言い換えると分かりやすい。

「手ぶら」は手をぶらぶらさせることから来た言葉で、手に何も持たないことを言います。

「徒手」は道具を使わないで体のみで何かを行うこと、特に「徒手体操」と使います。

「手ぶら」は何も持たないこと

「手ぶら」と言う言葉は人が他人の家を訪問する際に手土産などを用意せずに「からて」で行くことを言います。

「何もいらないよ」と言われれば別ですが、何か持っていかないと失礼になるという気持ちが一般的にあるのです。

また、交渉事で何も成果がない時に「手ぶらで戻った」などと言われます。

「散歩などは何も持たない手ぶらの状態が一番良い」などと使います。

「徒手」は素手のこと

「徒手」の「徒」は「手に何も持たない」と言う意味が有ります。

機械を用いないラジオ体操のようなものを「徒手体操」と言います。

スポーツの前後に行う準備体操や整理体操などは「徒手体操」になります。

また、筋肉の力を判定することを「徒手筋肉テスト」と言い、リハビリの「徒手療法」、整骨院で行う「徒手整復療法」などの言葉があります。

「手ぶら」も「徒手」も素手のこと

「手ぶら」は手をぶらぶらさせることですから、当然手に何も持たないことです。

「徒手」も体のみを使うことですから、道具や機械などは使わないことです。

「素手」は「からて」のことで、「手ぶら」や「徒手」のことになります。

武道の「空手」は徒手による格闘技のことで、「空拳」「拳法」などと同じ道具などを使わないものです。

「手ぶら」と「徒手」とは

「手ぶら」は手に何も持たないことですから「徒手」のことと同じです。

「手ぶら」は手に何も持たない状態のことを言い、「徒手」は道具や機械などを用いずに手など体だけで何かを行うことを言います。

「手ぶら」は状態を言い、「徒手」は「徒手~」とあることを修飾する言葉になります。

「徒手体操」「徒手筋肉テスト」「徒手療法」「徒手整復療法」などと使います。

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