上古は「大昔の頃のこと」。
漠然とした意味ですけど、文献が存在する中で最も古い時代といった意味で使われることがあるので、そこは特に理解しておきましょう。
太古は「大昔のこと」。
漠然とした意味であり、どれくらい昔であるかについては特に決まっていません。
いろいろなシーンで使っていくことができる表現になるでしょう。
「上古」の意味
上古とは、大昔の頃のことです。
単に大昔という意味でも使えますが、文献が残っている中で最も古い頃という意味で使うこともあります。
だから、より具体的な意味もあるということです。
普段の生活においては、まず見聞きしない表現になります。
知名度は高くないので、馴染みを感じづらい言い方になると評価できると思われます。
「太古」の意味
太古とは、大昔のことです。
意味は上古と同じであり、そういった部分において、区別をすることはできません。
でも、上古と比べたときにはこちらの方が知名度は高いです。
だから、そこに関しては区別できるポイントになってくると言えるでしょう。
太古という言い方を聞いたことがない人はかなり少ないのではないかと思われます。
「上古」と「太古」の用法や用例
「上古においては、この辺はどんな感じだったのだろうか。
かなり昔ともなれば、今とは全く違っている状況であり、同じ場所とは思えないような光景が広がっているのではないか。」
「太古の昔においては、今はほぼ見られないような生物が存在していたと思われる。
そういう部分に関しても、時代が変わることで変化が生じると言えるんだ。」
上古と太古は知名度で区別ができる
上古と太古に関しては、ともに大昔という意味で使っていきます。
かなり昔を意味する言葉なので、使用できる機会はそんなに多くありません。
でも、太古については知っている人はそれなりに多いでしょう。
上古と比べると、知名度は高く、見聞きする機会も多くあると言えるはずです。
こういう部分においては、区別はしやすいです。