選別は「多くのものの中から条件に合ったものを選ぶこと」。
「選り分け」と言い換えると分かりやすい。
選択は「複数または二つのものから複数または一つを選び出すこと」。
「選定」と言い換えると分かりやすい。
「選別」は大量のものの中から、同じ種類や同じ大きさ、同じ色、同じ熟度などのものを選び出すことです。
「選択」は複数の候補から一つまたは複数を選び決定をすることです。
「選別」は多くのものから目的や条件に合ったものを選び出すこと
「選別」は多数の中から、目的や条件に適合したものだけを選び出すことです。
例えば、製品検査で不良品を見つけることや、果物から成熟したものだけを取り出すこと、糖度の高いものを選ぶことなどを言います。
経験でどれほどのパーセントになることは分かりますが、数がどれぐらいになるのかは正確には分かりません。
英語では「Sorting・ソーティング」と言います。
「選択」は特別な集団から目的や条件に適うものだけを選ぶこと
「選択」は特別な集団から目的や条件に適うものだけを選ぶことです。
例えば、入学試験や入社試験のような選抜試験、選挙、二者択一問題などが当てはまります。
原則的に良いものを選ぶ行為となります。
悪いものや良いもの両方を選ぶことは「選別」と言われます。
「選択」は英語では「Selection・セレクション、Choice・チョイス」となります。
「選別」は流れ作業、「選択」は選良
「選別」は流れ作業で行われることが多いものです。
多くの製品から不良品を選ぶこと、多くの果実から大きさの揃ったものを選ぶことなど目的や一定の条件で行われます。
「選択」は良いものを選ぶことで使われる言葉です。
「選抜試験」では良い人材を選び、「選挙」では選良と言われる議員を選ぶことです。
クイズでは二者択一問題や四者択一問題などで正解を当てることです。
「選別」と「選択」とは
「選別」は「ソーティング」と言い、多くのものを素早く調べ一定の条件に適ったものを選ぶことです。
ですから、製品や果実など大量のものを流れ作業で、センサーにより素早く選ぶことを言います。
「選択」は「セレクションやチョイス」と言い、複数のものから良いものを選ぶことです。
ですから、「選抜試験」や「選挙」などが当てはまるのです。