lookは「意識的に視線を何かに向けること」。
「意識」に焦点が当たる。
「見る」と言い換えると分かりやすい。
seeは「視覚的に認知できること。」「視覚能力」に焦点が当たる。
「見える」と言いかえると分かりやすい。
「look」の意味
目を意識的に何かに向けることです。
「見る」と訳すと分かりやすいです。
また、そこから派生して「何かを調べる」「誰かの世話をする」といった意味でも用いられます。
(いずれも視線を「調べる物事」や「世話をする誰か」に意識的に向けられていますよね。)
「see」の意味
五感のうち視覚を用いて認識すること、または認識できることを意味します。
意識的であるかどうかを問わず「目に飛び込んでくる」様を表します。
またそこから派生して「理解する」といった意味でも用いられます。
(「見える」の意味をさらに広げて「理解する」へと発展させた形です。)
「look」と「see」の用例
「look」の用例
・Look at that building. How tall it is !(あのビルを見て。何て高いのでしょう!)
・If there is a word you don't know, look it up in the dictionary.(もし分からない語があったら、辞書を見て(調べて)みなさい。)
「see」の用例
・(スカイプなどWebカメラを用いた通話にて)Can you see me clearly ? (私のことがはっきり見えますか?)
・I can't see anything without my glasses. (眼鏡が無かったら何も見えないんです。)
「look」は「意識」「see」は「無意識」
「look」は「意識的に何かを見る」という意味で、言いかえれば「意識なしにlookはあり得ない」です。
「見る」という行為の中には必ずその主体の「意識」があります。
一方で「see」は人間(生物)の五感のうちの「視覚」に相当する能力のことで、意識の有無は問題にされません。