完投は「野球において先発投手が試合終了まで1人で投げ切ること」。

得点を多くとられたり、自分のチームが試合に負けたりしたとしても、試合終了まで1人の投手が投げ切ればそれは完投です。

完封は「野球において先発投手が1点もとられず、試合終了まで1人で投げ切ること」。

完封は1点もとられてはいけませんし、自分のチームが勝利して試合が終わることが条件です。

「完投」の意味

完投とは、野球において先発投手が試合終了まで1人で投げ切ることであり、それ以外の条件は特にありません。

失点をどれだけ重ねても、結果的に自分のチームが試合に負けても、最後まで投げ切れば完投が記録されるのです。

基本的には勝ち投手になるケースが多いですけど、稀に負け投手で完投ということも現実にはあるのです。

「完封」の意味

完封とは、野球において先発投手が1点も与えずに、最後まで1人で投げ切ることです。

失点が許されないことと自分のチームが勝ち、勝利投手になるということが条件になっています。

最後まで1人で投げ切り、相手チームを0点に抑えたが、味方が点をとってくれなくて延長戦に突入し、最終的に引き分けになった場合には完封ではなく、完投が記録されます。

「完投」と「完封」の用法や用例

「この投手は体力があるから、今日の感じだと完投させるんじゃないか?中継ぎも休ませられるし、チームにとっても大きなメリットがあるはずだ。」

「このピッチャーは球数が150球くらいになっているけど、完封がかかっているから9回も投げさせそうだな。

1人で9回を無失点に抑えて、チームを勝利に導くってチャンスはなかなかないだろうし。」

完投よりも完封の方が条件が厳しい

完投は1人で試合終了まで投げ切ることが重要であり、それ以外の条件は特にありません。

しかし、完封に関しては味方チームが勝利すること、1失点も与えてはいけないことが重要であり、より難易度が高いと言えます。

どちらも野球の試合では頻繁に見られるものではないですけど、完封の方がより希少価値が高いと言えるのです。

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