10月になると街中にカボチャやコウモリの飾りを見かけるようになります。10月31日はハロウィーンだからですね。ここ数年で一気にメジャーになったイベントです。

その昔、ハロウィーンはケルト人のお祭でした。秋の収穫を祝いこれから始まる冬に備える意味合いがあったようです。

今では英語圏の国々で盛んにハロウィーンを楽しんでいます。「ジャック・オ・ランタン」と呼ばれるカボチャで作った提灯がシンボルのようになっています。他に子ども達が近所の家を回りお菓子をもらう風習もあります。

日本では公の場合で仮装するイベントが多く開催されていますが、こんなになったのはここ数年の話です。

ハロウィーンの経済効果はバレンタインデーや母の日と同じくらいで、2015年は1220億円と言われています。ちなみにクリスマスは7000億円と断トツ1位ですが、その次にくるのがハロウィーン等で、なかなか頑張っています。

それなりの経済効果をもたらしているハロウィーンですが、そんなに何にお金を使っているのでしょうか?

バレンタインデーならチョコレート、母の日はカーネーション等のプレゼント、クリスマスはプレゼントはもちろんだしケーキも欠かせません。ハロウィーンと言えばお菓子、雰囲気作りのための飾り、仮装するならコスチュームなどが考えられます。しかし他のイベントと比べてあまり高価な感じはしません。

おかしは回ってくる子どもにあげることをイメージしているせいか、小さなものが多いように感じます。季節的にもカボチャがおいしい時期なのでよく使われていますね。

その他キャンディやクッキーのパッケージがハロウィーン柄にデザインされたものがお店に並びますが、バレンタインのチョコと比べて低価格なものがやはり多いです。

飾りというかハロウィーン限定グッズがこの時期のために作られることがあります。シリーズになっていると自然と買ってしまいます。オバケカボチャをモチーフにしたものが多いですが、他にコウモリのグッズもあります。

仮装についてはあるアンケートによると興味があるのは比較的若い世代、特に女性が仮装する、または仮装してみたいと答えているそうです。

普段そんな事を考えないような人でも、みんながやっていると便乗したくなりますよね。それでも予算は3000円以内に抑えたいようです。そして一度買ったら、衣装も毎年購入する必要はありません。

このように単価が高くなくても経済にこれだけ影響を与えているのですから、もう国民的行事と言ってもよいかと思います。そして安い予算でみんなが楽しめるイベントなのでしょう。今年もハロウィーン、楽しみですね。

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