「拘り(こだわり)」は、「自分にとっての重要な意義」を指します。

例えば、朝食はパンでなくごはんを食べたい、それはどうしても譲れない、という人は、朝食にごはんを食べることに対して「拘りを持っている」ということができます。

このような、選択肢へのこだわりだけでなく、あるものの細かな種類に、強いこだわりを持つ人もいます。

「拘り」の語源

もともと「拘」という漢字、この1文字に、「捕まえて自由を奪う」「捉える」という意味があるようです。

そこから転じて、あるものが心を捉えて離さない、それ以外の選択肢を許されないほどに心を掴まれた、という意味の「こだわる」という誤報ができたと考えられます。

現代の「拘る」という言葉には、「自由が奪われry」というまでの拘束力ある意味は含まれていません。

「拘り」の使い方

使い方について、難しいルールはありません。

「あの人は〇〇に拘りがある」であったり、「材料に拘って作りました」などという風に使います。

前者は名詞として「拘り」、後者は動詞として「拘る」という形で使っています。

どちらも語幹の持つ意味は変わりません。

文字に起こすときは、誤読を避けるために、「こだわり」とひらがなで書いたほうが無難かもしれませんね。

「拘り」に対する世間のイメージ

「拘り」というのは、ある限度まではプラス要素として評価されますが、それが度を超えてしまうと、マイナス評価を受ける原因となってしまいます。

例えば、料理人が国産の野菜に「拘って」調理をするのは評価されるべきことです。

それに対して、ビジネスシーンにおいて、プロジェクトのうちのある一部に「拘りすぎて」全体の進行の妨げになるようなことがあれば、それはマイナスの拘りです。

バランスと、自分の立場をわきまえることが大事なのですね。

「拘り」読めますか?

「かかり」や「くくり」などとも誤読されやすい、「拘り」。

あなたは正しく読めますか?このまとめ記事では、「拘り(こだわり)」の意味から語源、例文まで多岐に渡って解説して行きます。

一度読めば、自信を持って「こだわり」と読めるようになるでしょう。

よく使う言葉だからこそ、これを機に見直してみてはいかがでしょうか。

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