蓬頭垢面は「身だしなみがきちんとしていなくて、薄汚い雰囲気に見える状況であること」。
伸びて乱れた髪の毛と垢にまみれたの顔面という意味の言葉になります。
囚首喪面は「着飾る雰囲気が全く見えない状況であること」。
まるで囚人のような、とかされていない髪の毛と汚れた顔のような部分が特徴といった意味の言葉になります。
明らかに身だしなみに関心がない状況なのです。
「蓬頭垢面」の意味
蓬頭垢面とは、身だしなみがきちんとしていなくて、薄汚い雰囲気に見える状況であることです。
見た目において悪い印象を抱かせるような状況があったときに使う言葉であると言えるでしょう。
基本的には悪いイメージを想起させるような見た目で、なんとなく近づきたくないと思ってしまう人に対して使うのです。
滅多にいるような存在ではないとは思われますけど。
「囚首喪面」の意味
囚首喪面とは、着飾る雰囲気が全く見えない状況であることです。
見た目の雰囲気がまるで囚人のように感じられるというシーンで使っていきますから、明らかに気を遣っていないのがよく分かるというケースでよく使います。
でも、現実において囚人のように見える見た目というのは、そうはないでしょう。
そういう人が全くいないわけではないものの、実際に見かけるケースはかなり少ないと思われます。
「蓬頭垢面」と「囚首喪面」の用法や用例
「さすがにその恰好は蓬頭垢面に見えてしまうけどな。
もう少し綺麗な洋服なかったのか。
大分使い古している感じで、薄汚い雰囲気がかなり感じられるんだけどな。」
「あの人って、オシャレに全く興味がなさそうだよね。
明らかに囚首喪面のような見た目に見えるんだよ。
オシャレを意識すれば、もっとカッコよくなりそうなのに。」
蓬頭垢面と囚首喪面は見た目に気を遣っていない状況
蓬頭垢面と囚首喪面はともに自分の見た目に無頓着である、関心がないという意味の言葉になります。
ただ、蓬頭垢面はなんとなく汚い感じが見えて、非常に印象が悪い状況と言えますが、囚首喪面は単にオシャレではないという状況なので、そこまで悪い印象ではないでしょう。
だから、両者は同じような意味ではありますけど、ニュアンスに若干の違いがあるのです。