危マークは「揮発性液体を搭載しているタンクローリーに表示されるマークのこと」。

「危険」と言い換えると分かりやすい。

毒マークは「毒物や劇物を搭載しているタンクローリーに表示されるマークのこと」。

「毒物」と言うと分かりやすい。

タンクローリーは搭載、運搬する内容物により、「危マーク」や「毒マーク」、「高圧ガス」などのマークを表示することが法律で義務付けられています。

「危マーク」はガソリンなどを扱うタンクローリーにつけるマークのこと

「危マーク」は引火性が強い揮発性液体、例えばガソリンなどの石油類の運搬を行うタンクローリーに表示が義務付けられています。

消防法で定められている揮発性や可燃性の強い液体や固体を扱う場合に表示が必要で、危険物取扱者の同乗や様々な安全対策が行われています。

タンク内部は小分けに仕切られ、転倒防止の側面枠も必ずあります。

マークは、黒地に黄色の文字と決められています。

「毒マーク」は劇物や毒物の運搬を扱うタンクローリーにつけるマークのこと

「毒マーク」は毒物及び劇物取締法で定められている毒物類や劇物類を5000kg以上搭載する場合に義務付けられています。

化学物質の内、毒性が強いものが毒物であり、弱いものが劇物と規定されています。

苛性ソーダや農薬、シアン化ナトリウムなどのことを言います。

毒物や劇物は毒物劇物取り扱い責任者の資格が必要になります。

黒地に白抜き文字と決められています。

「危マーク」と「毒マーク」の両方が付いているタンクローリー

「危マーク」と「毒マーク」の両方が付いているタンクローリーがありますが、それぞれ法律が異なることから、付けなければなりません。

「危マーク」は総務省管轄の消防法が適用され、「毒マーク」は厚生労働省管轄の毒物及び劇物取り締まり法によります。

これらのマークが両方ついているタンクローリーは危険物や毒物、劇物の取り扱いを行っているのです。

「危マーク」と「毒マーク」とは

「危マーク」は危険物の運搬を行うタンクローリー車の前面に表示が義務付けられています。

消防法によるものになります。

危険物は揮発性のガソリンなどのことで、危険物取扱者の同乗が必要です。

また、様々な安全対策が行われます、「毒マーク」は、毒物及び劇物取り締まり法の適用を受けます。

「危マーク」は黒地に黄色の「危」と言う表示で「毒マーク」は黒地に白抜きで「毒」と入っています。

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