亀裂は「何らかの力が加わり裂け目ができること」。
「割れ目」と言い換えると分かりやすい。
裂け目は「亀裂のこと、隙間ができること」。
「隙間」と言い換えると分かりやすい。
「亀裂」は甲羅模様のようにヒビや裂け目が出来ることです。
物理的なものや人間関係、国家間の関係悪化などを言います。
「裂け目」は亀裂のことですが、「亀裂」と同様に関係が分断されることに使います。
「亀裂」は甲羅の様なヒビ
「亀裂」はヒビのことで、地震や経年劣化などで建物や地面、ガラスなどにひび割れが生じるものです。
転じて、人間関係や国家間の関係が悪化する様子にも使うようになりました。
例えば「二人の恋人は感情に亀裂が入り修復不能となった」「R国は国際的な団体から脱退したために、両者の亀裂が深まってしまった」などと使います。
「裂け目」は亀裂のこと
「裂け目」は亀裂が生じて出来るものですが、やや大きな隙間のイメージがあります。
氷河のクレパスの様な大きなものを想像してしまいます。
亀裂が徐々にして「裂け目」になるということです。
布が裂けたことも言い、裂けた断面も言うことがあります。
「地震で出来た裂け目には注意しなさい」「裂け目がこれ以上広がらないように応急処置をした」などと使います。
「亀裂」も「裂け目」も関係悪化のこと
「裂け目」は関係が悪化することには余り使わないかも知れませんが、「亀裂」は良く使います。
「亀裂」はとょっとした関係悪化でも使える言葉ですから。
「裂け目」の様な大きなものはすぐに使えないのです。
「亀裂が深まる」「亀裂は修復可能だ」「決定的な亀裂になった」と使いますが、「裂け目が深まる」は余り言いません。
「亀裂」と「裂け目」とは
「亀裂」は亀の甲羅の様にものや建物、地面、ガラスなどにヒビが入ることです。
小さなものから大きなものに発展するものですから、人や国の関係悪化に良く使われます。
「避け目」もヒビなのですが、「隙間」が大きいことが浮かんでくる言葉です。
「大きな亀裂」のこと、深さを感じるもの、クレパスの様なもの、布を切り裂いた断面などが想定されます。
関係悪化にも使われることがありますが「亀裂」の様に一般的ではありません。