購入は「モノを買うこと」。
お金を支払って、特定のモノを手に入れる行為を単純に購入と表現しています。
購買は「モノを買うに至る状況に関して、あらゆる角度から見ること」。
モノを買っている消費者から、売っている側のメーカーや小売店、商品を作るための生産設備、届けるための流通や配送過程などを含めて見るときに購買という言葉を使います。
「購入」の意味
購入とは、単純にモノを買う行為そのものを指しています。
不特定多数の人たちが、どこかのお店などで自分が欲しいモノを買うときには購入という言葉を使用します。
したがって、購入は日常のあらゆる場面で使用できると言えます。
モノを買う行為は多くの人たちが日常的にやっているので、全く珍しい行為ではないでしょうから。
「購買」の意味
購買とは、モノを買う行為そのものをより広い視点で見るときに使う言葉です。
ビジネス用語とも言え、ビジネスにおいてモノを買う行為を捉えるときに使います。
モノを買う消費者のみならず、売る側の会社などの存在も含めて考えることが多いです。
購買に関しては消費者側ではなく、会社側が使用する言葉と言え、多くの人たちにとっては身近な言葉ではないでしょう。
「購入」と「購買」の用法や用例
「昨日購入した製品なんだけど、実は不良品だったみたいだ。
今度交換してくれるみたいだから、面倒だけどまたお店に行ってくるよ。」
「この商品の購買状況を見ると、まだ改善の余地があると思うんだよね。
ビジネスとしてはやはり利益を最大化することが使命だから、それが可能な限りはそこを突き詰めていきたいと思うんだよ。」
購入と比べて購買はほとんど使う機会がない
購入は単純にモノを買う行為を表す言葉なので、世の中の多くの人が無意識のうちに使っていると言えるでしょう。
しかし、購買については主にビジネス視点の言葉ゆえに、そういった仕事を日常的にしている人だけが使う傾向にあり、実際問題として、世の中で購買という言葉を日常的に使用している人はかなり少ないと言える状況でしょう。
