後味は「食べた後に残る味のこと、悪い意味では事後に残る不快感こと。」

「不快感」と言い換えると分かりやすい。

後を引くは「影響が残ること」。

「影響」と言い換えると分かりやすい。

後味は「後味が悪い」と使い、「軽い後悔の念・罪悪感・不快感」などを言います。

あとを引くは決着したと思ったことが、後になり関係が出てくることで、後味の悪いことになります。

「後味」は食べた後に口の中でする味わいのこと
「後味」は口の中に残る余韻の様な味のことで、良い意味で使われます。

しかし、「後味が悪い」とわざわざ断る場合は、ネガティブな使用になります。

「普段優秀な人を叱るのは後味が良くない」「なんとも後味の悪い事件だった」「善かれと思いしたことが裏目に出てしまい、結果として後味の悪ことをしたことになる」「口にかすかに残る味は何とも言えない後味と言うものだ」などと使います。

「後を引く」は後になっても影響が出ること
「後を引く」の「引く」は「影響が生じること」です。

一度は解決したと思われていることでも、後になり関係が出てくること、影響が及ぶことを言います。

「晴れて不起訴になった政治家は、後を引くように検察審査会の決定で再度起訴されることになった」「この料理は後を引く味がとても印象的だ」などと使います。

「後を引く」は「後味」と同じようにも使います。

料理では「後味が良い味」と「後を引く味」は正反対の味のこと
「後味」も「後を引く」も後に何かが残るまたは起きることです。

それが「残り味・残り香」「再事件・再審査・再起訴」などのことになります。

特に「後を引く」は終わったものを再び蒸し返すことで、「後味」の悪い印象があります。

料理では「後を引く」味の料理と言うものはあるもので、濃い目の味のことを良く言います。

「後味が良い」は薄目・淡泊の味付けの時に言います。

「後味」と「後を引く」

「後味」は食べた後の口の感触のことで「後味が良い」は「すっきり・薄味・淡泊」な味付けを言い、「後味が悪い・後を引く味」は「濃い目・しょっぱい」味のことを言います。

反対の味と言うことです。

「後を引く」はある程度の月日が経ってから、当時の事件などが蒸し返され再び表面化することです。

別の意味では「余韻を残す」という意味もあります。

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