畑違いは「専門としていること以外のこと」。
「専門外」と言い換えると分かりやすい。
管轄外は「管轄をしていない分野のこと」。
「非管轄」と言い換えると分かりやすい。
「畑違い」は特に個人が専門と自負している分野ではないことについて言うことが多いようです。
また、世の中には専門としている会社が数多くありますが、専門でない分野を「畑違い」と言っています。
「管轄外」は役所などが受け持つ領域以外の役目のことで、縦割り行政の原因ともなるものです。
「畑違い」は専門外のこと
「畑違い」は企業やビジネスにおいて、専門としていない分野のことで手を出せない領域のことです。
下手に手出しをすれば失敗のリスクが大きくなります。
専門分野は知識も経験もあるわけで、自信を持てますが、「畑違い」の仕事や領域については知識も経験もノウハウも持ち合わせていないので、普通は関わることはありません。
「管轄外」は責任がない分野のこと
「管轄外」は責任をもって掌握をしている分野ではないことを言います。
逆に言えば責任を負わなくてもよい分野のことで、普通は干渉することはありません。
特に省庁においては自分の管轄外のことは、根拠となる法律がないため出来ないことになっていますから、縦割り行政となるのです。
「管轄」は責任が生じる分野で法律の根拠が必ずあります。
「畑違い」と「管轄違い」は少し違うもの
「畑違い」は個人的にも企業でも「専門外」のことを意味しますが、「管轄外」は省庁や地方自治体が法律により権限を持ち、また、責任を持ち掌握している分野以外のことを言います。
「畑違い、専門外のことなので分からない」「犯罪が起きた地域は管轄外なので対応出来ない、管轄している警察に行ってほしい」」などと使います。
「畑違い」と「管轄違い」とは
「畑違い」は専門外のことで「管轄外」は管轄していない分野のことを言います。
近年は、世の中の変遷に伴って「畑違い」の分野に進出する企業が増えています。
関係ない業種にいる大手が、「畑違い」の化粧品に手を出す例や、お菓子業界に進出している例もあります。
いわゆる「異業種参入」と呼ばれる現象です。
少しでも関連があるのなら分かりますが、全くない場合もあります。
「管轄外」は役所の「縄張り意識」を生む元凶となるものです。
