中退は「学校を卒業しないで、途中で辞めること」。
卒業まで行かない段階で、途中で辞めるという意味です。
中途退学の略です。
退学は「単に学校を辞めること」。
途中でという意味がありませんが、辞める以上は卒業はしないことになるので、意味は一緒と言えます。
しかし、辞めさせられるようなケースも含んだ言葉と言えるでしょう。
「中退」の意味
中退とは、学校を卒業せずに途中で辞めるという意味の言葉です。
途中でやめてしまうからこそ、中退という言い方をするのですが、辞める以上は当然途中ということになるので、当たり前の表現とも言えます。
中退というのは、どちらかと言えば自ら学校を辞めるようなときに使うことが多く、そういう意味で捉えている人もいるのです。
「退学」の意味
退学とは、単に学校を辞めるという意味で、途中でという意味は特にありませんけど、中退と意味は同じです。
ただ、退学の場合には自ら辞めるのみではなく、学校から強制的に辞めさせられるようなケースで使うことがあります。
退学という言葉をそういう意味で使っている人は割といるので、そういった点は頭に入れておく必要があるでしょう。
「中退」と「退学」の用法や用例
「大学を中退したけど、この状況だと仕事を探すのは苦労しそうだな。
ただでさえ仕事が見つかりづらいご時世なのに、これはすごいハンデになりそうだ。」
「傷害事件を起こしてしまった俺は、学校を退学させられてしまった。
今思えばなんであんなことをしたんだろう?と思うものの、やっぱり後悔先に立たずという感じなんだよな。」
中退と退学は意味は同じと考えていい
中退と退学に関しては意味は同じと思って良いです。
若干のニュアンスが違うものの、意味はほぼ変わりません。
ただ、中退は自ら学校を辞めること、退学は学校側が強制的に辞めさせることという意味で使っている人もいるので、世の中にはそういう使い分けのようなものがあるということは注意しておかないといけないと言えます。