見覚えは「特定の人間や光景などに関して、過去に見た記憶があること」。
特定の人間や光景などを見たことがあるときには見覚えがある、ないときには見覚えがないと表現します。
身に覚えは「特定の行動に関して、自分の記憶にあること」。
特定の行動をとったことがあるときには身に覚えがある、ないときには身に覚えがないという表現を使っていくのです。
「見覚え」の意味
見覚えとは、特定の人間や光景などに関して、過去に見た記憶があることです。
人の姿や光景そのものに関して、過去に見たことがある、そう感じたときに見覚えという言葉を使うことが多いですけど、記憶がない際にも見覚えという言葉を使うことがあります。
その際には見覚えがないという言い方になるのです。
したがって、頻繁に使う表現です。
「身に覚え」の意味
身に覚えとは、特定の行動に関して、自分の記憶にあることです。
特定の行動を自分が過去にとったことがあると思えれば、それは身に覚えがあるという言い方をしていくのです。
もちろん、記憶にないときには身に覚えがないという言い方をします。
この身に覚えに関しても日常生活の中で頻繁に使用する可能性があると言えるでしょう。
「見覚え」と「身に覚え」の用法や用例
「この前、街中である人に話しかけられたんだ。
向こうは俺のことを知っているみたいだったけど、俺は全く見覚えがなかったんだよな。
一体誰だったんだろうな。」
「冤罪って本当に怖い。
特定の犯罪を犯した記憶が全くないのに、そんな身に覚えがない罪で捕まるんだぜ。
一生を台無しにする可能性もあるだけに、絶対に許せないよな。」
見覚えと身に覚えはどちらも自身の記憶に関する言葉
見覚えと身に覚えに関しては、似たような意味となっていますが、微妙に異なっている部分があります。
どちらも自分自身の記憶に関する言葉ですけど、見覚えは人の姿や光景に使い、身に覚えは自分の行動などに対して使うのです。
したがって、だから、意味としては似ているものの、対象となる部分で違いがあると言えるでしょう。