同行は「自分が誰かの付き添いで、どこかに向かうこと」。
特定の人間のために追加で自分が一緒に行くときに使います。
主役となるのは相手ということです。
帯同は「自分のために誰かに付き添ってもらって、どこかに向かうこと」。
自分のために特定の人間が追加で一緒に行ってくれるようなときに使います。
自分が主役となるのが帯同という言葉なのです。
「同行」の意味
同行とは、自分が誰かのために一緒に行ってあげること、付き添ってあげることです。
したがって、特定の場所に行く目的を持っているのは相手であり、自分はそのためについていくだけということになります。
実際いろいろな理由で誰かに同行するようなことがあるはずですから、現実において割と使う可能性がある言葉と言えるでしょう。
「帯同」の意味
帯同とは、自分が特定の場所に行くにあたって、誰かに付き添ってもらうことです。
特定の場所に行きたいと思っているのは自分であり、そのときに誰かに一緒についてきてもらうという状況になるのです。
初めての場所でよくわからないとか、いろいろな理由で付き添ってもらいたいときがあるはずですが、そういうときに帯同という言葉を使うのです。
「同行」と「帯同」の用法や用例
「おすすめのレストランを教えたんだけど、場所が分からないっていうから、仕方なく俺が1度同行してやることになった。
1人で行っても分かると思うけどな。」
「ライブに1人で行くのは心細いから、同じアーティストが好きな友達に帯同してもらうことにした。
やっぱりライブは複数人で行って盛り上がらないとつまらないよね。」
同行と帯同は誰のために付き添うか?の違い
同行と帯同というのは誰かのために誰かが付き添う行為になります。
しかし、同行は自分が相手のために付き添う、帯同は自分のために相手が付き添うという状況なので、ちょっと違います。
誰が誰のために付き添うか?という部分において違いが生まれているので、そういったところが同行と帯同という言葉を見分けるときのポイントになるのです。