「妻」は、配偶者の一方である女性です。

英語では「a wife」「a spouse」で表されます。

「妻を娶る」は「marry」です。

「アメリカ人の女性を妻にする」は「marry an American woman」です。

「あの子はよい妻になるだろう」は「That girl will make a good wife. 」です。

「配偶者」は「a spouse」「match」「partner」です。

「家内」は、他人に対して自分の妻を言う言葉です。

英語では「one’s family」「a household」「my wife」で表されます。

「家族」という意味の場合「one’s family」を使います。

「世帯」という意味の場合「a household」です。

「自分の妻」という意味の場合「my wife」です。

「家内安全を祈願した」は「I prayed for the safety of my family. 」です。

「家内中元気です」は「All my family are well. 」です。

「女房」は、自分の妻を指していいます。

英語では以下のように表されます。

「俺の女房」は「my old wife」です。

「世話女房」は「a wife who takes care of her husband devotedly」です。

「女房の尻に敷かれている」は「He is henpecked husband. 」です。

「妻」の意味

「妻」は、以下のような意味です。

①配偶者の一方である女性です。

転じて、現在では、夫婦の一方としての女性を指します。

古くは「つま」に「夫」を当てて、配偶者の男女のどちらも指しました。

②刺身や汁などのあしらいとして添える野菜・海藻です。

③主となるものに添えるものを指します。

「話のつまにされた」のように使います。

④建物の長手方向の端です。

棟と直角の壁面です。

切妻や入母屋の側面の三角形の壁面です。

反対語は「夫」です。

以下のように使います。

妻の座を守る 妻と一緒に世界一周旅行に出かける
妻を娶る 政治家の妻

<関連語>
「山の神」は、特に夫から見て恐ろしい妻を指します。

「うちは山の神には頭が上がらない」のように使います。

「妻・さい」は、「妻・つま」のやや古い言い方です。

相手に対してへりくだって用います。

「妻がいつもお世話になっております」のように使います。

「家内」の意味

「家内」は、以下のような意味です。

①家の中です。

屋内です。

②一家の内です。

また、家族です。

③他人に対して自分の妻を言う言葉です。

以下のように使います。

家内がいつもお世話になっています 家内を連れてうかがいます
家内安全 家内工業 家内労働

<関連語>
「ベターハーフ」は、「妻」「愛妻」を指します。

「より良い半分」という意味です。

褒め言葉として使います。

「ベターハーフに恵まれて幸せな奴だ」のように使います。

「女房」の意味

「女房」は、以下のような意味です。

①「妻」です。

自分の妻を指していいます。

②宮中に仕え、個人用の部屋を与えられて住む女官です。

独立の部屋を与えられた高級女官をいいます。

上臈・中臈・下臈などの区別があります。

本名で呼ばす、式部・伊勢などの官名・国名で呼ばれました。

反対語は「亭主」です。

以下のように使います。

あいつの女房は一回り年下だ 女房に入院されて困った あいつも女房持ちになった

「妻」は 配偶者の一方である女性、「家内」は 他人に対して自分の妻を言う言葉、 「女房」は 自分の妻を指していいます。

「妻」「家内」「女房」は、類語です。

「かかあ」「山の神」「妻・さい」「ベターハーフ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「夫婦のうちの女性の方・女性の配偶者」です。

「妻」は、夫に対して女性の配偶者を指す言葉として一般的です。

法律関係や報道などでも広く使われます。

夫自身が、自分の配偶者を「妻・つま」というのは割合新しい言い方です。

明治の頃までは「妻・さい」と呼びました。

「家内」は、夫が同等、または、目上の相手に対して自分の配偶者を表す場合に使います。

丁寧な言い方です。

「女房」は、一般的な言葉です。

「かみさん」は、ややくだけた言い方です。

両語は、夫が同僚や友人などの対等で気のおけない相手に対して、自分の配偶者を指して言う場合に使います。

また、親しい人の配偶者を話題にする場合に使います。

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