付き添うは「ある人のために、その人の近くにいてあげること」。

普通に距離が近い位置で見守ってあげたり、声をかけてあげたりなど、そういったことをしている状況のことです。

寄り添うは「ある人のために、その人のことを思ってあげること」。

距離が近い位置にいるとは限りませんが、気持ちが近くにあるようなそういう状況で使います。

「付き添う」の意味

付き添うとは、特定の人の近くにいて、力になってあげるという状況です。

距離が近いというのが付き添うという言葉の特徴であり、その人のそばにいるということが重要になります。

そして、その人のそばにいることでいろいろなことを手伝うことも可能になりますから、付き添ってもらっている人からすれば非常に助かるという状況になります。

「寄り添う」の意味

寄り添うとは、特定の人の心理面においてそばにいるという状況です。

その人の近くにいるとは限りませんが、少なくとも心は近くにあるような状況で、寄り添ってもらっている人からすれば自分のことを考えてくれている、心理的にその人が自分の近くにいるような、そういう感覚になってくると言えるでしょう。

電話やメールなどをよくくれるとか、そういうケースが当てはまります。

「付き添う」と「寄り添う」の用法や用例

「病気が治ったばかりで、学校にいきなり行くのは心配だからって理由で親に付き添ってもらったよ。

俺は大丈夫って言ったんだけどさ。」

「遠距離恋愛だから、なかなか彼女に会えなくて辛いな。

でも、頻繁にメールや電話で話しているから、心はそばにあるって感じかな?距離は離れていても、ちゃんと寄り添ってもらっている感じがする。」

付き添うと寄り添うは物理的な距離の違い

付き添うと寄り添うというのは、物理的な距離の差というのが大きいと言えるでしょう。

付き添うという言葉は、特定の人がそばにいる、近くにいるケースで使います。

しかし、寄り添うに関してはその人の近くにいるとは限りませんし、むしろ近くにいないときに使うケースが多いと言えます。

心理的な距離が近いようなときに使うのが寄り添うになるのです。

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