4つとも調理法の名前です。
そしてどれも「焼く」ことです。
この言葉を聞くと、肉がジュージューいいながら焼けている様子が思い出されるのは私だけでしょうか。
しかも、大きなブロックの肉が網の上で焼かれているようで、お腹がすいてきます。
しかし、この言葉に違いってあるのかなとちょっと疑問に思いました。
調べてみたいと思います。
「ロースト」の意味
「ロースト」とは、肉などをあぶったり、蒸し焼きにしたりすることです。
材料をオーブンに入れて焼き上げること、その調理法で作られた料理を言います。
オーブンの中で高温の蒸し焼き状態になるため、旨味を閉じ込めたままふっくらジューシーに焼き上がります。
ローストチキンなどのように肉に対して言いますが、ナッツやコーヒー豆を炒ることも「ロースト」と言います。
「グリル」の意味
「グリル」は、肉、魚介類、野菜などの食材をくし刺しで直火焼きすることです。
もしくは、波状の溝のある鉄板や、格子状の金網の上に食材を置いて直接火で焼くこと、その調理法で作られた料理を言います。
網の焼き目をつけながら、外側がカリッと、内側はフワッと柔らかく仕上がります。
厚みのある状態の魚、野菜を焼くのに適しています。
余分な脂を落としてくれます。
「ベイク」の意味
「ベイク」は、直火で焼くのではなく、オーブンの乾燥した熱気で水分を足さずに調理する方法です。
パン、ケーキ、お菓子を焼く時に使われます。
「ベイク」したお菓子は表面の水分が飛んで、カリッ、パリッとした仕上がりになります。
ベイクドポテトとローストポテトの違いは、油を敷かずオーブンで焼くのが「ベイクドポテト」で、油を敷いたフライパンで焼くのが「ローストポテト」です。
油を使うか使わないかの違いがあります。
「ソテー」の意味
「ソテー」は肉や魚、野菜をバターや油などで炒め焼きすることです。
元はフランス語で、西洋料理の調理法です。
素早く調理する方法のため、食材は「グリル」のように厚みのある食材ではなく、柔らかいもの、薄く切ったものが使われます。
へらを使ってかき混ぜたり、フライパンをゆすったりして焼いていくため、オーブンを使う「ロースト」や「ベイク」とは違う調理法です。