「周りの人間、または自分自身でも変化に気付けないほどの微細な心の動き」という意味であり、実際はわずかに変化しているものの、その変化に誰も気付くことができないくらいに些細な心の動きのことを指しています。

だから、実際機微が発生していても、これが機微であるという指摘をすることは困難であるという評価になってしまいます。

「機微」の意味

機微というのは、誰も気付けないくらいに微細な心の変化のことですが、そういった意味以外にも使われるシーンがあり、何かしらがわずかに変化するような状況があったときには機微という言葉を使います。

ただ、こういったケースでも、誰も気付けないほどの些細な変化なので、それを指摘できる人はそんなに多くないということになります。

「機微」の使い方

機微というのは心の微細な変化に対して使われることが多いものの、それ以外にもいろいろなものに使われ、例えば経済情勢の変化などに関しても使われます。

こういったものは数値で示すことができるものなので、微妙な変化であっても専門家ならば気付きやすいということが言えますが、そういう経済にかかわる微細な変化が起きたときにも機微という言葉を使うことがあるのです。

「機微」の例文

「私はいつも通りに過ごしてきたつもりだけど、最近になって少しずつ心の機微に気付き始めたのです。

自分自身でもなかなか気付くことはできませんでしたけど、季節が変わって、気候が変化し、それによって恐らく心境も微妙に変わった部分があったのだと思います。

それによって少しずつ気持ちが朗らかになってきたのでしょう。」

実際に機微という言葉を使う機会は少ない

機微というのは多くが気付けないような微妙な心の変化などを表す言葉です。

したがって、多くが気付けない以上、機微が実際に起きていてもそれを指摘するのは難しいのです。

自分に起きていることでも気付けないということがありますから、経済情勢などを除いて、機微という現象はそれが発生していても分からない、つまり使う機会がほとんどないと言えるのです。

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