還暦は「満60歳のこと」。
「干支一巡」と言い換えると分かりやすい。
大還暦は「満120歳 のこと」。
「干支二巡」と言い換えると分かりやすい。
現代では還暦は通過点の一つですが、昔は長寿の象徴でした。
自分が生まれた干支がありますが、その干支は60年で一巡をしますから、干支が再び訪れた年を「還暦」と言ったのです。
そこまで生きる人は長寿と言われたと言うことです。
「大還暦」はその2倍の120 歳を言います。
「還暦」は60歳のこと
「還暦」は「本卦還り」とも言い、干支が再び巡ってくる60歳のことを言います。
昔は数えでしたが現在は満でお祝いをします。
「還暦」の「暦」とは「干支のこと」です。
「還暦」に赤いものを贈る風習がありますが、これは「赤い= 魔除け」と言う意味や「赤ちゃんに戻ったから」と言う利用があります。
昔の産着は赤が多かったと言うことです。
「大還暦」は120歳のこと
「大還暦」は「還暦」の二倍の年、120歳のことですが、人間は120歳を迎えられるのは数えるほどしかいません。
ギネスブックに載る人も120歳が精いっぱいで、女性となります。
男性ではほとんどいないと言われます。
「大還暦」は普通の人にとっては現実味が乏しいものですが、願望として考えられたものかも知れません。
しかし、人は120歳までは生きられると言う説もあります。
「60歳還暦、120歳大還暦」の外の長寿祝いについて
長寿の祝いは60歳の「還暦」から始まります。
昔は「還暦」は良く生きたと言うことなのかも知れませんが、現代はもっと長寿になり、長寿祝いもいろいろとあります。
70歳の「古希」、77歳の「喜寿」、80歳の「傘寿」、88歳の「米寿」、90歳の「卒寿」、99歳の「白寿」、100歳の「百寿」、108歳の「茶寿」、111歳の「皇寿」、250歳の「天寿」等があります。
「還暦」と「大還暦」とは
「還暦」は満60歳のことを言い、干支が一巡することから「暦」が還るとなるのです。
昔より「赤いもの」を贈る風習があり、干支が戻るので「赤ちゃんに還る」と言う意味から行われています。
「大還暦」は「還暦」の倍に当たる120歳のことを言います。
人間の生きる限界ともいえる年齢となります。
ちなみに、長寿祝いの最高齢は250歳の「天寿」となります。
「天寿を全うする」の「天寿」で寿命と言う意味でも使います。