一飯千金は「ほんの少しの恩義でも決して忘れずに、わざわざ手厚いお返しをすること」。

何らかの恩を受けたときに、その恩がどれだけ些細なものであっても、きちんと恩返しをするという意味なので、現実ではそんなに見られない光景かもしれません。

一言芳恩は「ちょっと声をかけてもらったことに関して、忘れずに感謝すること」。

感謝をするという部分は一飯千金に似ていますが、声をかけてもらったことに対してなので、そこは違いになります。

「一飯千金」の意味

一飯千金とは、ほんの少しの恩義でも決して忘れずに、わざわざ手厚いお返しをすることです。

通常であれば、わざわざ恩返しをすべきとも思えないような、些細な行為に対して、恩返しを実際にしていくような場面で使っていくのです。

そういうことをする人は現実的にいるでしょうけど、一飯千金という表現が使われる状況は多くありません。

「一言芳恩」の意味

一言芳恩とは、ちょっと声をかけてもらったことに関して、忘れずに感謝することです。

ちょっと声をかけてもらったことに対して感謝をするという意味であり、一飯千金に似ている面はありますけど、意味は異なっています。

少し声をかけてもらったことで感謝をする人は、現実的にはあまりいないと言えるでしょう。

つまり、この言葉を使う機会も多くないのです。

「一飯千金」と「一言芳恩」の用法や用例

「世の中には一飯千金みたいなことをする人もいる。

こちらとしては大したことをしたつもりはないものの、そんな行為に対してわざわざ恩返しをする人も過去にはいたからだ。」

「人生においてはいろいろな一言が運命を変えることがある。

俺の場合には、あのときの一言が背中を押してくれて、今に至ったわけだ。

一言芳恩の気持ちを忘れないでおこう。」

一飯千金と一言芳恩些細なことに対する感謝を表した言葉

一飯千金と一言芳恩はともに些細な行為に対して、わざわざ感謝をするという状況を表した言葉です。

でも、一飯千金はお返しまでするという状況が必要で、一言芳恩は少しだけ声をかけてもらったという場面で使っていくので、それぞれ特徴的な部分が存在しています。

両者を区別するときには、ここに関して覚えておくといいです。

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