からしは「からし菜の種子の種をすり潰して、水を含めて練ったもの」。

味はとにかく辛いことが特徴となっています。

マスタードは「からし菜の種子の種にワインや砂糖などを混ぜて、すり潰して、またはすり潰さないで作るもの」。

マスタードはどちらかと言えば、辛みだけではなく甘みも感じられる可能性があるのが特徴と言えます。

「からし」の意味

からしというのは、からし菜の種子の種をすり潰して作るのが一般的となっていますが、甘み成分となるようなものはほぼ入れず、水分を使って練るという調理方法が使われています。

したがって、後に残るのはからし菜の成分のみであり、これが辛さのもととなっているのです。

からしは作り方はほぼ決まっており、味もかなり固定化されていると言えるのです。

「マスタード」の意味

マスタードというのは、からしと同様の作り方ではありますが、からし菜の種子の種をすり潰したり、すり潰さなかったりする場合があります。

そして、ワインや砂糖などをその時々で混ぜることもあり、辛さの他に甘さも感じることができる場合もあります。

作り方もそうですが、味に関しても固定されていないというのが特徴なのです。

「からし」と「マスタード」の用法や用例

「おでんにはからしがやっぱり合うな。

寿司にはワサビが合うように、おでんにはからしが欠かせない。

辛さはかなりきついが、この辛さが魅力と言えるだろう。

「アメリカンドッグを食べる際にはマスタードが欠かせない。

ケチャップの甘みとマスタードの辛さがちょうどいい具合に溶け込んでいる。

それにマスタードそのものにもちょっぴり甘みがあるから、全体として辛さがきついなんてこともないのだ。

からしとマスタードは作り方と味に違いがある

からしとマスタードは作り方が微妙に異なる場合がありますが、基本的に何も含めないからしと何らかの要素を含めるマスタードでは味に違いが生まれやすいです。

からしは辛さが特徴的で、それ以外には特に何も感じないことが多いでしょう。

しかし、マスタードは辛さと甘さの両面が感じられる場合があるので、辛いのが苦手な人にとっては向いている一面もあるのです。

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