「電気」と「電機」と「電器」の違い・意味と使い方・使い分け

電気は「エネルギーの一つで電子の移動で起きる現象のこと」。

「電力」「電流」と言い換えると分かりやすい。

電機は「家電や電気の力で稼働する機械、装置のこと」。

「電化製品」「モーター」「装置」と言い換えると分かりやすい。

電器は「電気の力で稼働する電化製品のこと」。

「冷蔵庫」「テレビ」と言い換えると分かりやすい。

「電気」は帯電した電子の移動で起きるエネルギーのこと

「電気」はエネルギーの一つです。
原理はマイナスの電荷を帯びた電子がプラスの電子に引き寄せられることで発生し、同時にそれとは逆方向に電流が流れます。

電気に関係する言葉には「電荷」「電圧」「電流」「電力」「抵抗」「静電気」「絶縁体」などがありますが、よく使う「電力Wワット」とは「電圧Vボルト」に「電流Aアンペア」を掛けたものになります。

「電機」は「三菱電機」とメーカーの社名でも使われますように「軽電機」の家庭や事務所で使用する照明器具、テレビ、パソコン、ラジオ、洗濯機、冷蔵庫、掃除機などの電化製品を言う場合もありますし。
また、「重電機」のこともいいます。

「重電機」は生産のために工場などにある発電機、電動機(モーター)、変圧器などのことを言います。

「電器」は「電機」と同義の場合もありますが、「軽電器・重電器」とは言いません。

「電器」は家庭などで使われます「電化製品」のことになります。

冷蔵庫、洗濯機などの白物や掃除機、エアコン、電子レンジ、照明器具、テレビ、ラジオ、パソコン、加湿器、電動歯ブラシ、電気シェーバー、電気時計など幅広いものになります。

「電気」は電機、電器などを動かす元になるエネルギーのことです。

人工的に作り出す電気の他、自然界の雷、生き物の体にある電気などがあります。

「電機」には家庭用電化製品などの軽電機、発電機、モーターなどの重電機があります。

「電器」は家庭用電化製品のことでメーカーや電器店などの名称にも使われます。

電気が電機や電器を稼働させるのです。