密集は「すき間が生まれないほどに、ぎっしり詰まっている状態であること」。
すき間が見られないほどに詰まっているため、窮屈に感じられることもあると言えるでしょう。
凝集は「散らばっていた存在が集まったうえで、固まった状態になること」。
固まっているという部分はぎっしり詰まっているという雰囲気に似ているかもしれません。
でも、凝集は具体的なものに対して使っていくことも多いです。
「密集」の意味
密集とは、すき間が生まれないほどに、ぎっしり詰まっている状態であることです。
人が多く同じ場所に集まっているような場面で使われることが多い言葉になります。
ぎゅうぎゅう詰めのような状態なので、かなりきつく感じると言えるでしょう。
でも、人以外のものが多く集まっているときにも使用できると言えるので、そこは知っておきましょう。
「凝集」の意味
凝集とは、散らばっていた存在が集まったうえで、固まった状態になることです。
人だけではなくてものに対して使うことも多い言葉です。
ただ、実際に使用する場面はそんなに多くはありません。
したがって、そこまで使用頻度は高くはないでしょう。
でも、言葉自体はそこそこ有名なので、多くの人たちは知っていると思われるのです。
「密集」と「凝集」の用法や用例
「これだけ人が密集している状況だと、かなり暑苦しいな。
まさかここまで来場者が多いとは思わなかったけど、それは主催者にとっても同様かもしれないね。」
「集合をかけると、散らばっていた人たちが一気に集まってくる。
まさに凝集と言えるような状況になるだろう。
真上から見たら非常に新鮮な光景に見えるかもしれないな。」
密集と凝集については似たような雰囲気もある
密集と凝集については厳密にいえば、意味はやや異なっていると評価できるでしょう。
ただ、雰囲気としては似ている部分があるのです。
密集も凝集もぎっしり詰まっている、一か所に固まっているといった意味で使われる表現になります。
したがって、そういう部分では両者は共通であると評価できるでしょう。
でも、どちらかと言えば、密集の方が使われやすいと言える可能性があります。
