承認は「ある事柄について間違いなく正しいと認めること」。

「賛成」「容認」「認定」と言い換えると分かりやすいです。

承諾は「相手のいう事を認めること」。

「承知」「合意」「受諾」と言い換えると分かりやすいです。

承認も承諾も認めることですが、承認は単に認めるという意味が強いのに対して、承諾は相手の事を受け入れて認めるという意味があります。

承認はある事柄について肯定的に捉え了解する事です

承認は単に認めるという意味ですが、やや硬い表現では、ある事柄について内容を肯定し公に認める証拠として認可とか許可の意味に使う事があります。

契約などでも内容に異存が無ければ調印、批准、サインする事です。

これらより軽い表現では認める、許す、よしとする、諒とする、同意するなどがあります。

すべて事柄を肯定して認めることになります。

承諾は相手の言う事を認めて受け入れることです

承諾は、相手のいう事や要求を分かりましたと前向きに返事をする事です。

「諾」は良いと返事をする事で承諾には尊敬の意味もあります。

承諾は相手の立場を尊敬し要求や言われたことを積極的に受け入れることになります。

合意、承知などの意味も強く反対の意味では拒否という強い意味にもなりますので、単に「良いです」ではでは有りません。

工事の予算は承認を得ていたが、思ったより難工事になるため追加予算を承諾してもらった

工事を始めるためには予算が決められるのが通常の事で、承認が得られれば開始となります。

しかし、工事途中でアクシデントのため当初想定していた予算が不足する事態になったため、追加予算が必要になりアクシデントの内容や追加の理由などを説明し、どうして追加予算が必要になったのかを理解してもらい承諾が得られました。

承諾は承認と同じく認めるという意味では同じでも裏に意思が感じられます

承認は単に認めることですが、承諾は相手に納得してもらい認めてもらう事なので公の事や目上の人に対する言葉になります。

相手に認めていただくというお願いの気持ちが裏にはあります。

ともに堅い表現になり話ことばというよりは書類上の書き言葉に多く使われます。

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