高層は「高い階が重なっている状況のこと」。
一般的には住宅などの建物に対して使われる表現ですが、オフィスなどが入ったビルに対しても使われます。
上層は「重なっている中における上の方のこと」。
つまり、住宅やビルにおける上の方、高い方と表現できるわけです。
高層とはちょっと意味が違います。
高層の中に上層が含まれているのです。
「高層」の意味
高層とは、高い階が重なっている状況のことです。
階が存在する建物において使われる言葉であり、非常に階数が多い、高さが高いと言えるようなシチュエーションで使っていくことになります。
高層マンションや高層ビルという言い方が有名であり、そういったものに対して使っていくことが多いのです。
近年はこういうタイプの建物が増えてきています。
「上層」の意味
上層とは、重なっている中における上の方のことです。
つまり、階数が非常に高い建物における上の方を指しており、かなり高さを感じられる位置になると言えるわけです。
この上層という言葉に関しても、高層マンションや高層ビルにおいて使われることがありますから、上層は高層と割と関連している言葉であると評価できると思われます。
「高層」と「上層」の用法や用例
「高層マンションの高い階に住むと、景色は素晴らしいね。
都内の状況が一望できるよ。
こんな環境で毎日を送ることができたら幸せとしかいいようがないよな。」
「この会社は高いビルの上層にオフィスがある。
だから、毎日とんでもなく高いところで仕事をしているわけだよ。
ただ、それが続くとさすがに慣れてしまうんだけどね。」
高層と上層は微妙に意味が異なっている
高層というのは階数がいくつも存在しているような、建物における高さが高い状況を表しています。
しかし、上層はそういう高い建物の中で、高い位置を指しているのです。
したがって、高層と上層はかなり密接に関係している状況と言えるでしょう。
高層の中に上層がある状況なのです。
ただ、意味が同じというわけではないので、そこは注意点になります。
