帰属は「人やものなどがある特定の存在に属すること」。
いろいろな存在に属しているときに使えるので、日常的に使用するシーンが多くあると思われます。
配属は「企業や組織などにおいて、それぞれの部署や部門に人を割り振ること」。
主に仕事において使われる言葉です。
会社で働いている人にとっては、馴染みを感じやすいでしょう。
「帰属」の意味
帰属とは、人やものなどがある特定の存在に属することです。
属するというのは、なんとなく所属している感じがする程度の状況でもOKなので、比較的いろいろなシーンで使うことができるでしょう。
特定の人が特定の団体などに属しているといったケースは現実的によくありますし、日常的に使用しやすい表現になると思われるのです。
「配属」の意味
配属とは、企業や組織などにおいて、それぞれの部署や部門に人を割り振ることです。
どの部署にどの人を割り当てるか、そういった部分で使っていく言葉になります。
組織においてよく使われますが、代表的なのは会社です。
実際に会社で働いている人は多くいるはずなので、この配属に関してはよく聞く、馴染みがあるという人は多くいるでしょう。
「帰属」と「配属」の用法や用例
「特定の場所に長くいると、帰属意識が芽生えてくるな。
自分はここに属している人間なんだという部分をかなり意識するようになる。
アイデンティティとも言うべき部分なのかもしれない。」
「同じ会社でも、配属が違えば仕事内容に違いが出る。
そして、仕事には絶対に向き不向きがあるから、この配属の問題は非常に大きいと評価できると思うんだよね。」
帰属は配属よりも意味が漠然としている
帰属と配属はどちらも何かが何かに属しているケースで使っていきます。
帰属は人などが特定の存在に属しているケース、配属は会社などにおいて、特定の部署などに社員が属しているケースで使っていきます。
配属の方が具体的であり、それだけシーンとしては限られると言えます。
逆に帰属は漠然としているので、いろいろなシーンで使えます。