個人主義は「個人の価値を尊重する立場で、自由や独立を求める考え方のこと」。

個人が属している国よりも個人への価値に対して重きを置くため、全体の利益は軽視するようなところが見受けられます。

全体主義は「全体への利益を重視する立場で、個人の価値を蔑ろにする考え方のこと」。

個人主義の逆の考え方を指しており、個人の利益は二の次と考える状況です。

「個人主義」の意味

個人主義とは、個人の価値を尊重する立場で、自由や独立を求める考え方のことです。

国に属している個人に関して、自分たちの利益を優先するような考え方であり、国の利益、全体の利益を軽視するような内容となっています。

個人主義の考え方に関してはそんなに珍しいものではなく、少なからず多くが抱いているものと言えるはずです。

「全体主義」の意味

全体主義とは、全体への利益を重視する立場で、個人の価値を蔑ろにする考え方のことです。

たいていの場合、全体は国を指すことが多く、国への奉仕を求める立場を指しています。

そのため、個人の利益は二の次にされる傾向にあります。

全体主義に関してはかなり少数派の考え方であり、一般的にはほとんど認知されていない概念でしょう。

「個人主義」と「全体主義」の用法や用例

「世間一般で言えば、個人主義の考え方は珍しくない。

なんとなく自分勝手な印象になるかもしれないが、自分が最も大切というのは自然な発想だろうし。」

「戦争などの状況においては、全体主義の方が国にとっては都合がいいだろう。

国民や物資などを戦争遂行のための手段として考えていくんだ。

国民にはまず受け入れられない発想だが。」

個人主義と全体主義は対になる概念である

個人主義と全体主義に関しては意味は全く違いますし、そもそも正反対の概念と言えるはずです。

個人主義は個人の利益を重視、全体主義は全体、つまり国の利益を重視する考え方になります。

だから、意味はそのままという状況であり、区別もしやすいと言えるでしょう。

ただ、この2つの言葉はどちらも日常生活ではほぼ登場しません。

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