要因は「物事の成立に必要な主要な原因のこと」。

特定の物事が成立する、または発生するにあたって重要と言える原因や理由などに対して使っていく言葉です。

多くがなんとなく使用している言葉でしょう。

素因は「ある結果を生じさせるための原因のこと、特定の病気にかかる素質のこと」。

素因という言葉自体、そんなにメジャーではありませんが、意味は複数あるのでそこは注意点です。

「要因」の意味

要因とは、物事の成立に必要な主要な原因のことです。

特定の出来事などが発生するに至った大きなメインの原因ということで、こういった言葉は何気なく多くの人たちが使用していると思われます。

要因に関しては、かなりメジャーな表現ですし、使いどころは非常に多くあるでしょう。

馴染みを感じやすい表現という言い方ができそうです。

「素因」の意味

素因とは、ある結果を生じさせるための原因のこと、特定の病気にかかる素質のことです。

どちらの意味でも使う可能性があるので、両方とも覚えておきましょう。

前者は要因にやや近い意味となっています。

素因に関しては、後者の意味の方が特徴的と言える面があるので、こちらについて特に頭に入れておいた方がいいと言えます。

「要因」と「素因」の用法や用例

「今回の失敗の要因はいろいろと考えられるが、やはり油断をしていたという点は大きいだろう。

失敗するわけがないと、たかをくくっていた状況は少なからずあったはずだ。」

「病気になりやすい人とそうじゃない人が絶対にいる。

病気にかかりやすい人は元々そういう素質があるのかもしれない。

それを素因と表現したりするのだが。」

要因と素因は同じような意味で使うことができる

要因と素因はともに何らかの原因という意味で使っていくことができる言葉になります。

したがって、同じような場面で使用していける可能性があると言えるのです。

ただ、素因については、それとは別にある病気にかかりやすい素質といった意味もあるので、そこは知っておきましょう。

ここは両者を見分けるうえで大きな違いになると言えるはずです。

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