致命的は「命取りになるような、取り返しがつかないような状況のこと」。
何らかのトラブルや問題に対して使用されることが多く、かなり重大なケースであることを認識させる力があります。
致死的は「死に至る可能性がある状況のこと」。
つまり、命取りという言い方が可能であり、致命的に似た表現であると言えます。
しかし、これはあまり使われる機会がない言葉です。
「致命的」の意味
致命的とは、命取りになるような、取り返しがつかないような状況のことです。
取り返しがつかないと言える失敗などをしたときによく使われる表現であり、かなり有名な言葉という評価が可能でしょう。
致命的なミスといった言い方をすることが多いですけど、こういう言い方は割と聞かれるものであるため、馴染みは感じやすいと言えるでしょう。
「致死的」の意味
致死的とは、死に至る可能性がある状況のことです。
致死的という言葉は文字通りの意味であり、こちらの方が真の意味で命取りという言い方ができる状況でしょう。
したがって、致死的に関してはかなり使用シーンは限定されます。
滅多に使う言葉ではありません。
そもそも致死的という言葉自体がそこまでメジャーではないと言える状況です。
「致命的」と「致死的」の用法や用例
「今回のミスはあまりにも致命的すぎた。
絶対にエラーをしてはいけない場面で、なんでやってしまったのだろうか。
後悔してもしきれないほどのミスだったと言えるだろう。」
「その食生活はさすがに致死的だろう。
健康面を度外視した状況であり、それをずっと続けていれば、お前はいつか死ぬかもしれないぞ。
真面目に考え直した方がいい。」
致命的と致死的は使用頻度が異なる
致命的と致死的は意味がまず違っています。
致命的は取り返しのつかないという意味であり、幅広く使用できます。
しかし、致死的は死に至る可能性があるという意味であり、命にかかわるような場面でしか使用できないのです。
こういった状況があるため、これらの言葉は使用頻度に大きな違いが存在しています。
致命的の方が使われる機会は多いと言えます。