巨人は「神話や伝説に登場する身体が大きい人のこと」。
人間ではありますけど、現実の人間を指しているわけではなく、架空の人間に対して使っていく言葉と言えるでしょう。
巨漢は「身体が並外れて大きい男性のこと」。
巨漢は現実の人間に対して使っていきます。
また基本的に男性に対して使う言葉なので、そこは覚えておかないといけないでしょう。
「巨人」の意味
巨人とは、神話や伝説に登場する身体が大きい人のことです。
人を表しているものの、神話や伝説に登場する存在に対して使うので、生身の人間に対しては使わないと言えます。
実際、巨人に関しては、常識的な範囲を超えて大きい人に対して使うので、現実に存在する身体が大きい人レベルにおいて、巨人と呼ぶケースはあまり多くないです。
「巨漢」の意味
巨漢とは、身体が並外れて大きい男性のことです。
巨漢は普通の人間に対して使うので、身体が大きい人であれば、多くの場合において巨漢と表現でき、実際に巨漢に当てはまる人の数はそれなりに多くいると言えます。
ただ、巨漢については男性に使うのが基本なので、そこは非常に重要なポイントと言えます。
身体が大きければ誰でもいいわけではないということです。
「巨人」と「巨漢」の用法や用例
「例えば、漫画やアニメでは巨人のような存在が登場することがあるけど、あんなものが現実に出てきたらこの世の終わりだと思うだろうね。
それくらいに迫力があるよ。」
「大相撲の世界では、基本的には巨漢の力士が有利とされている。
絶対ではないけど、基本的にみんな身体を大きくしようとするからね。
そこを目指すのが正解とされているのだろうね。」
巨人と巨漢は現実的な言葉かどうかの違い
巨人と巨漢はともに身体が大きい人を指す言葉と言えますが、巨人は架空の存在に対して使うので、現実の人間にはあまり使いません。
巨漢は現実の人間に対して使っていきますけど、男性に対してのみ使います。
したがって、似ている言葉ではあるものの、両者には明確な差があるのです。
こういった部分で区別をしていくと良いでしょう。